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洗礼のこと

去年の5月、復活祭に洗礼を受けた。

教会の日曜礼拝や祈祷会、学び会に出る中で日々の思い煩いがとれて気持ちが軽くなった。

間違いもあるかもしれないが、学んだことをこれから記帳する。


聖書には、旧約と新約がある。

旧約聖書は、ユダヤ教と同じ聖典であり、新約聖書は、キリスト教の礼拝などに用いられる。

ユダヤ教とキリスト教は、両方とも一神教であるが、一神教は、大人の宗教だと言われる。

イエスは、そのユダヤ教の主と民の約束を子どもや罪人でもわかるように天の御國と人の子の比喩を用いて語られた。 

聖書には、新しい葡萄酒と皮袋のたとえによって2つの宗教の違いが語られる。

新しい葡萄酒であるイエスの教えは、古い葡萄酒と同じように古い皮袋に入れては、発酵によって張り裂けてダメになってしまう。

つまり、古い葡萄酒は、古い皮袋に、新しい葡萄酒は、新しい皮袋に入れるべきであると。

したがって、キリスト教は、ユダヤ教のメシヤ預言から派生した新しい宗教であると言える。

たとえユダヤ教の戒律に従えなくとも、行いによらず信仰によって救われるというのが、「信仰義認」であり、旧約と新約聖書を一貫して流れるテーマである。


19世紀以降の近代神学の父と言われるのが、『独白』などの著者で知られるシュライエルマッハー、20世紀初頭までは、この自由主義神学が神学における主流であった。

与えるものと与えられるものという変わることのない関係、この無条件の愛による罪から救いへの確信こそが信仰によってもたらされる最たるものである。

学び会で輪読している本 : 
・大嶋重德『10代から始めるキリスト教教理』2022, いのちのことば社.

まだ聖書を読んだことがない人は、手に取って読んでみてほしい。

教会で読んでいる聖書 : 
『聖書 新改訳 2017』2017, いのちのことば社.


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