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自由俳句 追伸
追伸やしだれ桜の花は葉に
手紙を書いたまま出さずにいたら、季節は春から夏へと変わってしまいました。本文のしだれ桜は、既に青々とした葉を茂らせています。
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追伸
四畳半部屋塵たたず帰省かな
梅雨明や渋谷スクランブル交差点
歌ひたし青葉の県営住宅で
梅雨昏(くら)し燐と硫黄の臭ひして
コウモリや油まみれの換気扇
雨足の近づきゐたる慰霊の日
甚平の父受け流す拳かな
七夕やオール電化といふ住まひ
夏木立鬼の少年顔埋め
追伸やしだれ桜の花は葉に
ぎんが
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