スライド21

バイザーの役割と7つのアーキタイプ

あなたは、アーキタイプという言葉をご存知ですか?

アーキタイプ=元型

ユングの言葉で、個々人の夢や幻覚・幻想のなかに発現してくる、
時代と文化を超えた人類普遍的なイメージや観念を紡ぎだす
源泉として想定された、仮説的概念……

などと難しい事を言うつもりはありません。

早い話が、ハリウッド映画などで使われている
キャラクター設定と組み合わせのパターンです。

1:ヒーロー(英雄)
2:メンター(賢者)
3:シュレスホールド・ガーディアン(門番)
4:ヘラルド(使者)
5:シェイプシフター(変化する者)
6:シャドウ(影/悪者)
7:トリックスター(いたずら者)

さて、ここであなたが今まで関わった
バイザーはどの役割で行動していたと思いますか?

ひとつ、僕がザックリあてはめてみましょう。

1:ヒーロー(英雄)
 自分のエゴを通す自己主張の塊。
 学生との関わりで成長するバイザー。
2:メンター(賢者)
 豊富な知識で学生を導くバイザー。
3:シュレスホールド・ガーディアン(門番)
 様々な課題を出し、自分を乗り越える事を期待するバイザー。
4:ヘラルド(使者)
 学生が成長の兆しを逃さず、成長のきっかけを与えるバイザー。
5:シェイプシフター(変化する者)
 常に考えている事が揺らぎ、周囲の状況や他のバイザーに流され易いバイザー。
6:シャドウ(影/悪者)
 学生と真逆で強烈な個性を持ち、最強の壁として立ちふさがるバイザー。
 または、ライバルとして敵対関係から始まり、握手で逐わるバイザー。
7:トリックスター(いたずら者)
 笑いやおどけた態度で学生を楽しませるが、その裏に必ず学びや深い考察の機会を入れるバイザー。
 心理的な圧迫や行き詰まりを感じている学生の潤滑油や成長の触媒の役割ができるバイザー。

さて、後半になるほど、深い人物像になっています。

2、3、4が今までのバイザー像であり、1、5は未熟者。
6、7は今まででは少ないタイプ。

といった印象ですね。

実は僕自身、ストーリーテラーであることを最近まで控えておりました。

ですが、それすらも臨床実習指導に応用してみたら面白い事になりそうだと考えたのです。

このネタ、あなたなら、どう活かしますか?

作業療法塾 主宰 齋藤 信
臨床共育メンター(R)

「臨床共育」の研究と実践の資金になります。論文化、書籍化のあかつきには、優先的に講義をしに伺います! あなたの情熱にありがとう!