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2021.10.31「遠くに立っている」

あわ........................

なんか気がついたらチケットを取っていたVtuberの皆さんのライブに行きました。こんなことがあるんですね。
このVtuberという存在への興味がめちゃくちゃ強い時に行くしかない!!! という鉄は熱いうちに精神でやってしまった。まただよ。それでアイドルマスターに深入りしていったのを覚えているか?

開場中に配信でめちゃくちゃ現地の様子がレポートされていたのが怖すぎてしばらく会場に向かえなかった。なんで観客へのインタビューをVtuberが敢行しているんだ。怖すぎる。

会場内では現地レポートの配信が投影されていて、それを観客全員で見ていてすごかった。会場に響き渡っているしそれを全員が見ているし笑ったりしていたので私はとても動揺しました。なんで.........

始まる直前、幕裏から円陣の声が聴こえてきた。
これが配信に乗っていたのかもこれが恒例なのかも知らないが、これが一番衝撃だった。マイクに乗っていない、その身体が映し出されていない状態で、Vtuberの声がその空間に反響しているという現実。

始まった瞬間隣の席の女性が泣いていて、それにつられて私もほぼ泣いていた。本当によかったね............
アイドルマスターsideMのプロミもそうだったが、周りの人が誰を好きなのかわかったり、その反応が目に入るのが楽しい。
現象を追っているので、周りの人がどういう背景を持ってここにいるのかがとても気になる。怖いので今は同じ場所にいる人とインターネット上で知り合おうとは全くしていないが......。

「キャラクターの身体が遠くに見える」というのがずっと新鮮だった。
キャラクターの表情って基本的によく見える位置でしか見たことがないので、人間のライブと同じ遠さに立っていて、カメラがアップにしないと顔が見えないという状況が初めてだった。
これって双眼鏡持ってきてる人とかいるのかな。いるか......。次は持って行ってみようかな。でもやっぱりこの目で見てこその現地という気持ちがある、それがたとえバーチャルであったとしても。

アイドルマスターのライブとは違って「そこに立っているのが本人」であることをしばらく脳が理解しておらず、ずっと目を凝らして脳に教えようとしていた。アップで表情を抜いている画面と真ん中で彼らが立っている画面は「別」で、真ん中に立っているそのものこそが本人たちであるということ。
近くで見るとどんな感じなのかわからないが、遠いぶん身体の陰影がはっきりするというか、より「そこにいる」感が強まっていた気がする。
いや、感っていうか、いるんだけどね......それ以外の人間はいないわけだから、そこには.......

私は本当に一部のことしか知らず、さまざまな曲の文脈や背景のことを多分全然わかっていない(上にカバーされる曲もほぼ知らない)ので、私に言えることは何もないが、でもなんというか「生で見て好きになる」ことが他のライブと同じように起きていた。
これはやっぱり紛れもなくライブなので、カメラで抜かれていない瞬間にもその舞台に立っている人たちの存在する時間がリアルタイムで進行し続けている。その存在を共有する空間という感覚だった。

このようなライブをたくさんやっているのであればアイドルマスターもまたMRライブできるんじゃないかと思うんですけど、また別の技術なんだろうか。
私は「ジュリアさんがMRライブをやった時、その手に持つギターを実際に弾くのは愛美さんなのか」が気になりすぎてずっとそのことを考えてしまう。全員やろうよMRライブを。

え〜〜〜やっぱり最初の円陣の声が凄すぎたな......。だっているじゃんそこに、彼らが......。みんな普通に拍手で反応していたけど私はびっくりして固まっちゃったよ.......。


最後の告知とか、もう完全に「サーガ内告知」なのでずっと震えていた。怖いよ。もうこれ以上サーガに取り込まれる余裕はない......。
いやそもそもこのライブを「歴史じゃん!」と言って即行くことにしている時点で、もう取り込まれているな。この人たち本当にアイドルマスターと同じことをやろうとしていないか?
取り込まれるのが怖すぎて全然関係ないクラムボンの曲を聴き続けながら帰った。

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