2024.4.29「エル・スール、何らかのイメージ物ほか」
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『ミツバチのささやき』と『エル・スール』を名画座で見た。
ミツバチの方は何度か見たことがあったが、『エル・スール』は以前併映されていた時に見逃していたので、ようやく見ることができた。
良かったな...。ミツバチよりも好きかもしれない。冒頭からラヴェルの弦楽四重奏第3楽章が流れた瞬間に流石に身を乗り出した。全てが美しく接続して自分の世界に取り込まれていくような感覚を久しぶりに味わった。こういう父親の描写に弱い。このような物語を描く上でラヴェルの弦楽四重奏(それも3楽章)を選んだことへの納得感と嬉しさがある。
見た後でヴィクトル・エリセについて日本語で書かれた唯一の本を借りて読んだ。マルメロの陽光というドキュメンタリー作品はなかなか上映されず、今でもDVDが4万とかする。映画にはこういう恐ろしいことが起こるのか。
その後でもう一度『瞳をとじて』も見に行った。ミツバチとエル・スールを見た上でもう一度見ると、前よりも物語が浸透していった気がする。長いけれど、自分はこういう映画の方が疲れずに見られる。そしてやはり音楽のセンスが肌に合う監督だと思った。
この頃に読んでいた本の感想も書こうと思ったがもう忘れてしまった。タブッキを読んでいた気がする。エル・スールの原作を借りていたが読めていません。
4/4
本と活字館に行った。
大日本印刷の本社の隣にある建物で、活版印刷に関する展示が行われている。いい場所だった。
銀河鉄道の夜に活版印刷が出てくるのって原作かラーメンズの二次創作かどっちだっけと考えている時間があって怖かった。宮澤賢治は何度も読んでいるはずなのに、活版印刷のパートに関してはラーメンズのコントの印象が強すぎる。
この近くにあるかもめブックスもいい書店だった。売っている雑貨などが恵文社すぎて、実家?!と思った。こういう書店に置いてある雑貨は大体共通しているし、月光荘コーナーがある。
4/20
イメージカクテルの店に行った。これはTHE 有頂天ホテルの副支配人、新堂平吉さんのカクテルです。どうですか?
イメージカラーなどはない(当然)ので色はお任せにしたら、ホテルマンのイメージで黒にしてくれた。でもこれってホテルマンの衣装であると同時に舞台監督の黒子でもあるんですよね。嬉しいですね.......。
何も考えずに身一つで行ったら書くのにかなり時間がかかってしまった。でも最終的に筆が乗り、書きたいことは全て書き切れたと思う。
やっぱり最終的に言いたいことは彼がお客様に見せる笑顔こそが、裏方である彼が舞台上に立ちスポットライトを浴びる瞬間なのだということなんですね。その笑顔の解釈をしっかりと取り入れたカクテルを作ってもらえたので良かった。
4/21
イメージ香水を作ってもらえるお店に行った。偶然似たような予定が2日連続になってしまった。しかも全然別の人で作ってもらった。
一応二次創作物になってしまうためキャラクターの名前は出せないが、私を知っている人なら絶対にわかる人で作った。
この日は鼻炎で嗅覚が終わっており、一番調香に向いていない状態で望んでしまった。ただでさえ香りの違いに詳しくないのに、めちゃくちゃ当てずっぽうで選んでしまった。
でも今使ってみると完全に合っているので良かったです。「パープルレイン」という名前もすごい。
調香する時、キャラクターの説明をしていく中で店員さんに「彼とユニットを組んでいる方との間に依存や執着はありますか?」と尋ねられ、依存と執着は......あるんでしょうかね........になった。そう尋ねられるとわからない。ないとも言い切れないが、依存と執着という言葉で表現していいのかはわからない。
あと最後に「この香りにあなたのつける香りをつけると、彼とあなたが二人でいるような感覚になりますよ♪」と言われてエッ?!!と思った。夢前提なんだ。
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