2020.4.11「家と音楽」

ずっと家にいた。アー楽しい。やりたいことが無限にあるな。

見たい動画を見たり、ピアノを弾き続けたりした。「月の光」や「悲愴」第二楽章みたいな、有名すぎて逆にあんまり弾いていない曲を弾いた。
特に「月の光」に関しては、収録されている「ベルガマスク組曲」のほかの曲しか弾いたことがなかった。月の光、美しい。有名すぎて流し聞きしていた部分も、実際に弾くことでドビュッシーの音楽の美しさを再認識できる。
それほど弾いた記憶のない曲でも、それほど難易度が高くなければなんとなくで譜読みできるというのは、貴重な能力だなと思う。小さいころからピアノを習っていた一番の意味は多分ここにあって、好きな音楽を好きな時にある程度楽しんで演奏できるというのはかなり大きい。

母と電話をしたら、「私の周りに気が狂っていない人間がいない」と言っていてさすがに笑ってしまった。それを認識できることがすごい。
どうもラインなどでチェーンメール的なものが流行っていて、それを鵜呑みにしている親戚や友人がいるらしい。本当にあって、本当にいるんだと思うと恐ろしい。私の親世代はインターネットの使い方を知っていても、インターネットリテラシーは知らないという人が多いのかもしれない。
母はパソコンなんて全く使えないし、アマゾンで注文することもできないのに、(だからこそかもしれないが)大体において正しい判断を下しているのがすごい。テレビを見続けるのは良くないということ、頼るべきは政府の出した情報であること、そのためにラジオ中心の生活になっていて、テレビではニュースだけ見るようにしていること。
多分自分でも同じことをしただろうし、周りが全員狂っている(ホラー映画か?)状況でそう判断できるのがすごいと思った。
なんとか母の助けになりたいが、私の方が仕送りをしてもらいまくっている。アマゾン代行購入くらいしかできない。
気に入ったCDを定期的に購入して実家に送り付ける制度でも始めようかな。CDを買うくらいしかできることもないし。母とは音楽の趣味が世界一合うので。

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