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人生で1番ハマったドラマについて

本記事のトップ画にある通り、私が人生で1番ハマったドラマというのがこれだ。

ブレイキング・バッド

どのぐらいハマったのかというと、5シーズン全62話(1話約50分として、50×62=3100分、55時間)を時には食事を忘れて1週間で制覇するほどだった。

また、本編だけでなく後日譚である「エルカミーノ」、前日譚である「ベターコールソウル」(シーズン5まで、今後シーズン6が配信される予定。こちらについてもいずれ投稿したい)なども全て制覇した。

なぜ、これほどまでに私がハマったのか、というのは筆舌には尽くしがたいが、ここではあえて2点ほど自分が何に引き込まれたかという点について語りたい。

 まず一つが、巧みな時系列の演出だ。私がブレイキング・バッドの演出で印象的だと感じているのは、最初にその回単体のラストシーン(になるところ)をあえて冒頭で見せる。例えば1話の冒頭では主人公のウォルターがブリーフ1丁でトラックに乗って爆走し、車道から外れ地面にトラックがぶつかり止まる。そして、ウォルターが車を降りてビデオカメラを回し、家族にメッセージを残すーーー。

 最初にラストシーンを見せるというのは、正直他のドラマでもみたことがある手法だ。しかし、ブレイキング・バッド以上にこの手法を使って視聴者を惹きつけた作品を私は知らない。特に最終シーズンの時系列を使用した演出は、私的には神業のように感じた(喫茶店でベーコンで数字を作るシーンとか、、、これ以上は語らないので是非本編を見て欲しい!)。

 そして、もう一つが本作が「麻薬製造」というメインテーマの裏に「家族」というテーマを丁寧に描いている点だ。「コック」としてのウォルターだけでなく、父としての一面、夫としての一面、義兄としての一面をもつウォルターを丁寧に描いている。それにより、それがウォルターを犯罪者としてではなく、一人の人間として視聴者が自己投影できる。

 また、ウォルターだけでなく、ジェシーやマイクなどの登場人物にもそれぞれが抱える「家族」の問題がある。そして、それがよりキャラクターとしての魅力を深めているのだ。

 うーん、やはり語り尽くしてもこの作品は語り足りない気がする。。。好きな作品を見ていると、やはりその作品の空気感に触れてみたいと思うのは私だけではないはずだ。世界がもう少し落ち着いたら、私はいつかアルバカーキに行ってみたいと思う。そうすれば、より深くブレイキング・バッドの世界に浸れるだろう。

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