見出し画像

爬虫類にロマンを感じる今日この頃

 最近、YouTubeで昔TBSで放映していた「どうぶつ奇想天外」の映像をよく見ている。もちろん公式がアップロードしたものだ。そういえば、小学生の頃は食い入るように見ていたな、と動画を見ながら思っている。

 特に私が好きだったのはイグアナやカメ、ワニなどの爬虫類の映像であった。動物番組と言えば、NHKの「ダーウィンが来た!」以外では、ほぼほぼ犬や猫などの哺乳類がピックアップ(今のテレビ番組もそうだが)される中、野生で力強く生きる爬虫類に子供心に引きつけられたのをYouTubeを見て思い出した。

 爬虫類というのは「ヘビ、トカゲ、カメなど、体の表面がウロコで覆われ、殻に包まれた卵を産む仲間」らしい。だから、ゼリー状の卵を産むカエルなどは両生類に分類されるそうだ。私は昔からこの爬虫類というものに人より興味がある。小学校低学年の頃から家でクサガメを飼っていたからという事情があるが、一口に爬虫類といっても種類によってそれぞれ全く異なるフォルムをしているのが素晴らしいと思う。

 ワニは巨大な体に強靭な顎を持ち、その革は財布にもなる。ヘビは足がないが地面を這うように動き、種類によっては毒で獲物を仕留める。トカゲは種類によるがそのサイズ感と体の構造のシンプルさが軟体動物独特の四肢の動き方を強調させて見ていて面白い。カメはなぜあんな重たい甲羅を進化の過程で身につけることになったのか、また餌に食らいつくとき以外のゆっくりとした動作も愛らしい。それぞれのフォルムが洗練されていて、太古から流れるロマンを感じる。

 爬虫類にロマンを感じる人は私のみならず、かなりの人数がいると考えている。それでなければ、漫画やドラマの中で頻繁にヘビやカメなどの爬虫類は出てこないはずだ。ドラゴンボールでは亀仙人、ワンピースではクロコダイルや九蛇など。個人的にはブレイキング・バッドで陸が目が出てきたときには少しテンションが上がった。それこそ蛇が出てくる漫画のいかに多いことか。NARUTOの大蛇丸や鬼滅の刃の伊黒小芭内、最近でもチェンソーマン では蛇の悪魔が出てくる。このように、爬虫類から着想を得ている物はさがせばごまんとある。

 私は今、クサガメ1匹とニシアフリカトカゲモドキ(以下、ニシアフ)を飼っている。ニシアフは1年以上、クサガメに至っては20年以上飼っているが、毎日新鮮に楽しめているのは不思議だ。考えてみたが、見ていて癒されるというだけでなく、飼っていく中でいろいろ学べることも多いから楽しいのだと思う。例えば、Amazonでコオロギが買えること、カルシウムが爬虫類にとっても重要な栄養素であること、カメは意外と何時間も陸にいても普通に元気であることなど。飼っていく中でいろいろな発見もあるので、今後もこの2匹を飼いつつ、また新たな爬虫類も近々迎えたいと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?