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【2024年6月号】ひとり親家庭から寄せられた「声」

おてらおやつクラブには日々、全国のひとり親家庭のお母さん・お父さんから沢山のメッセージが届きます。
日本の子どもの貧困問題は見えにくいという課題があり、困りごとを抱えるご家庭の「声」は見過ごされがちです。

お母さん・お父さんから寄せられたメッセージの内、掲載許可をいただいたものをいくつかご紹介します。それぞれが「子どもの貧困問題」の現状に思いをはせ、自分にできる支援の形を考えるきっかけとなれば幸いです。

お母さん・お父さんからの声

こういう支援を受けるには役所やフードバンクに出向いたり、いろいろ聞き取りがあったりというイメージでしたが、自宅から簡単に申請できて、更に申請してから届くまでがとてもスピーディーでびっくりしました。支援を受けたいけれど日々忙しく、そこまで気力も回らないなかで、こうやって届けて頂けるのがとてもありがたかったです。
たくさんのお菓子に子どもも大喜びでした。
(京都府のお母さん/お子さん1人)

申し込みから早く届いたことに子どもたちもワ〜ってとても喜んでます。最近野菜や果物も高騰してる中、沢山の食べ物に感謝しております。食べものの大切さを小さい頃から教えて育てているつもりです。おてらおやつクラブの皆さまに感謝し父としてもしっかりと責任持って子どもたちを育てていきます。
世の中まだまだ食べれない方も沢山いると思います。いただいた食べものを大切にし、美味しくいただきます。
(愛知県のお父さん/お子さん3人)

ライン登録をしてからおすそ分けが届くまでが凄く早くてとても驚いたのと同時に本当に助けてくれようとしてくれる人がいることが分かり、届けてくださった品物ももちろん大変嬉しいのですが、気持ちの部分が一番嬉しかったです。
当方、東海地方に住んでおりおてらおやつクラブさんの登録と同時期に地元のものにいくつか登録しましたが、起業講座などの配信はあれど「今」の支援はあまりありませんでした。
応募しても外れ、応募の配信があってから1時間以内には締め切られるなど間に合わないこともしばしば。一応働いているので物資の受け取りなどもタイミングが合わず登録はしたものの現実は厳しいなと感じていた為、なおさら驚きと喜びでいっぱいです。
本当に全部ありがたくて助かるのですが、特に果物、シャンプーはなかなか買うことがないし贅沢品として支援対象にならない物だと思うので嬉しかったです。
(愛知県のお母さん/お子さん2人)

事務局員コメント

おてらおやつクラブでは、初めて登録された方におすそわけがなるべく早く届くように心がけているため、野菜や果物といった生鮮食品なども送れます。旬の野菜や果物を手に取ることで、ふと季節の訪れを感じたり、息抜きにつながったりしていたら嬉しいです!


お米からお菓子など色々な食品、また折り紙やコップ等思っていた以上に沢山の物が入っていてびっくりしました。また直筆の手紙が入っていて、あたたかい言葉に大変嬉しくなりました。
娘と2人暮らしでずっと正社員で働いてきましたが、私ひとりの収入では正直厳しく心細さを感じていました。そして先月リストラを通告され今月末で解雇になってしまいました。このような時に助けていただいて本当に心強いです。心より感謝申し上げます。
(群馬県のお母さん/お子さん1人)

届きました(*゚▽゚*)
温かいお手紙と食料配布ありがとうございました!仕事帰りに届きとても嬉しかったです。
去年から約一年、3年生の息子が不登校で働かないこともありました。上の子は歳が離れていて大学2年生で自力でなんとか頑張っています。
物価上昇もあり、本当にきついこともある中で本当に嬉しかったです。息子の不登校で思うように働けず、辛いな。もう嫌だと何度思ったことか。。
シングルじゃなかったら、もう少し息子に寄り添える日々を送れたのではと思った日もありました。日々収入も不安定な中で、近くの法人の食料配布も仕事時間を変えてから行けなくなり体調も壊したりで本当に孤独で辛かったです。
元気が出ました。息子と箱をあけて大喜びしました。本当にありがとうございました!
(兵庫県のお母さん/お子さん1人)

息子の好きな果物の缶詰、娘の好きなお菓子が入っていて、子供たちに見せるのがとても楽しみです。
また、お米が入っていて、とても心理的にホッとしました。ありがとうございます!
私はシングルファザーで、9才の息子(4年生)と6才の娘(年長さん)がいます。
息子は1年生の時にいじめに遭い、それ以来学校にはいっていません。息子が不登校になった時に、家に一人にしてはおけないと思い、転職し在宅での仕事につきましたが、収入は安定しておらず、また子どもが家にいると仕事に集中できず、どうして良いのか分からない状況です。
(神奈川県のお父さん/お子さん2人)

昨日、子どもが「ポッキー買ってきて」と言ったのに、「家にあるおやつなくなったらね」と買うことを断りました。お金に不安があって、絶対に1円も無駄にしたくないから、たった100円ちょっとのポッキーを買うことを躊躇ってしまったのです。
お下がりをいただけることはもちろん経済的に助かるのですが、いま生活環境が大きくかわって、私たちが困っていることを誰にも気づかれずに、子供がお腹をすかせたらどうしようとか、私が倒れたらどうしたらいいんだろうとか、気持ちの不安があまりにも強すぎて、やりきれない思いで生活しています。
子供が好きなおやつが入っていて、油や海苔など食事に使える食品もたくさん入っていました。子供が成長期なので、本当に助かります。
(奈良県のお母さん/お子さん2人)

事務局員コメント

おすそわけが届いて「うれしい」というメッセージが多く届く一方で、上記のように生活が厳しいことや周りに頼れる人がいないことから生じる不安が垣間見える声も届きます。「おすそわけ」が少しでも不安や悩みの解消につながり、前を向いて進んでいけるようこれからも大切に詰めてお届けしていきます!


孤独を感じたり、まだつらいときもありますが、離婚して5か月、少しずつ前を向いて歩いています。食べ盛りの高校生の子供がいますので、とても有り難いです。私もいつかこの恩を忘れずに、恩送りをしたいと思わせていただける贈り物でした。実家も親族も頼れず、不安になるときもありますが、このように支援してくださるところがあり、心強いです。
(滋賀県のお母さん/お子さん2人)

この度は沢山のお菓子やお米などありがとうございます。子供も箱から出てきたお菓子を見て大喜びでした。
また、ご丁寧に葉書が入っており私も勇気づけられました。この様なご支援を頂き私もいつかは誰かを支援する側に周れるよう頑張って行きたいと思いました。
(東京都のお母さん/お子さん3人)

頂いたおやつをみて子供達みんな大喜びでした。一緒に手紙のお手紙まで頂きまして、優しいお言葉に涙が溢れてきました。あらためてまた明日から子供達とがんばっていこうと思えました。
子供達にも素直に気にかけて下さる優しい方達がいる事。将来自分達もこんなふうに色んな人に優しさを分けられる人になってほしいと話をしました。
(神奈川県のお母さん/お子さん4人)

事務局員コメント

おすそわけを受け取ったご家庭から、こうした支援の輪が広がっていくようなお言葉をもらえることもあります。子どもの頃に「おすそわけ」を受け取った経験が、共に助け合う社会を築き、子どもの貧困がない社会につながっていけばいいなと願っています。


*困りごとを抱えるご家庭からの「たすけて」の声に十分に応えていくため、継続的に活動を支えてくださるマンスリーサポーターを募集しています。

継続寄付ご案内の専用ページを立ち上げ、私たちが過去に受けとったお母さん・お父さんからのメッセージをもとに編集した、3人のお母さんのエピソードをつづりました。

ぜひ以下URLよりご一読のうえ、お力添えいただけますと幸いです。https://otera-oyatsu.club/monthly/

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