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【2023年12月号】ひとり親家庭から寄せられた「声」

おてらおやつクラブには日々、全国のひとり親家庭のお母さん・お父さんから沢山のメッセージが届きます。

日本の子どもの貧困問題は見えにくいという課題があり、困りごとを抱えるご家庭の「声」は見過ごされがちです。

お母さん・お父さんから寄せられたメッセージの内、掲載許可をいただいたものをいくつかご紹介します。それぞれが「子どもの貧困問題」の現状に思いをはせ、自分にできる支援の形を考えるきっかけとなれば幸いです。

お母さん・お父さんからの声

沢山の食料品等をありがとうございました。心優しいお手紙まで添えてくださり 心が温かくなりました。毎日いっぱいいっぱいですが、いただいたお菓子を食べて笑顔で頑張ります。今夜は、娘におにぎりを作ろうと思います。
(広島県のお母さん/お子さん1人)

子どもたち用にメモ帳やペン、おやつも入れていただき、とても喜んでおりました。折り紙のメッセージもあたたかく、嬉しかったようです。
お米やシャンプーなども大変助かります。シングルマザーになり、毎日必死で働いていますが、時々将来のことや自分のこと、子どものこと考えると不安になる時があります。ですが、こうして、つながりを与えていただくことで、自分は1人じゃないと感じることができます。あたたかい贈り物をありがとうございました。
(兵庫県のお母さん/お子さん2人)

この度は、沢山のご支援ありがとうございました。
必須品であるお米も、後回しになる化粧品も、子供が喜ぶお菓子も本当に嬉しいです。

そして、箱をあけたらすぐ目に入ったお手紙がとても心にしみて涙しました。
どこの誰だかわからない親子を物資だけにとどまらず、心も支えて下さり、本当にありがとうございました。
同じダンボールを受け取った他のお母さん達も頑張ってるんだろうな、と感じさらに励まされまさした
(神奈川県のお母さん/お子さん1人)

子供達と一緒に箱を開けさせていただきました。「うわぁ〜」と歓声があがって子供達が飛び跳ねて喜んでいました。子供達もありがとうございますと伝えてくださいと感謝しています。早速じゃんけんをしてお菓子を選んでいました。心温まるお手紙、メッセージの優しさにジンときました。我が家に幸せな一時をありがとうございました。
(石川県のお母さん/お子さん3人)

事務局員コメント
おてらおやつクラブでは、冬休みの時期にあわせ全国2,180のひとり親家庭におすそわけを送る「冬のおすそわけ2023」を実施しました。全国のお寺さまや寄付・寄贈をくださった皆さまのぬくもりが、おすそわけの品や添えられたメッセージから確かに伝わり、寒い冬に温かい気持ちなれたという声がたくさん寄せられています。


明日から4人の子供たちが冬休みに入るという時に届き、大変助かり、子供たちもクリスマスプレゼントだ!と大喜びでした!
(佐賀県のお母さん/お子さん4人)

小学生の子どもたちが、もったいないからクリスマスまで食べずに取っておこうとはなしていました。大事に、年内に少しずつ、頂きます。
(東京都のお母さん/お子さん3人)

12月は子供のお誕生日にクリスマスがあり、嬉しい中でも経済的には厳しい部分もあったので、今回このような機会をいただけて、大変助かりました。
素敵なおすそわけありがとうございます。子供たちといただきます。
(神奈川県のお母さん/お子さん2人)

これから冬休みにはいり、クリスマスや年末年越しなど行事がある中、食料支援をいただいたことは、とてもありがたく思っています。
少しでも多く子供たちに食事をとらせてあげたいという気持ちとともに常に不安がつきまとっていましたが、今年は少し心にゆとりができました。余すことなく、大事に家族みんなでいただきたいと思っています。
(千葉県のお母さん/お子さん2人)

事務局員コメント
お寺からのおすそわけを「クリスマスプレゼント」と喜んでくれるご家庭もたくさんあります。過去には「我が家の子どもは、サンタさんではなくお坊さんにプレゼントを頼んでいます」といったメッセージを頂いたこともあります。また、何かと入り用のものが多い年末年始に向けておすそわけが届いたことがうれしかったという声も多く、年末年始を家族で楽しく過ごしてもらえる一助になれることをうれしく思っています。


生活は本当にキツイの一言です。物価高、給料は上がらない、光熱費の圧迫、育ち盛りのこどもにごはんは待ったなし!どうもがいても毎月マイナスです。
どこから支払いしなきゃ止まる?とか、これを支払うと食費月末まで持つ?など、お金の問題は本当に考えない日はないです。
私はこどもの残りや、量を減らして食べたり、お米は頂いたのがあるので、こどもが寝たあとごはんだけを食べたりして、空腹を満たしている感じです。
こんな生活している人が日本にいるの?って思われているかもしれないですがこれが現実なんです…。
せめて食べること、生活に直結している物の消費税下げてもらえると買うものも変わってくると思います。
(奈良県のお母さん/お子さん2人)

開けてすぐ3才の娘が「わあ!!」と喜びバウムクーヘンを美味しい美味しいと食べていました。近くに家族がいない頼れる人がいない孤独感、この先ずっとこの状態が続くのかと将来への不安、今の生活の不安、子供が寂しいと言うようになり、寂しい思いをさせてると実感し本当に悲しくずっと私の心や感情は真っ黒だったと思います。おすそわけが届き言葉にできない感情が湧き涙がでました。暖かさが届きました。
(兵庫県のお母さん/お子さん2人)

息子には発達障害があり、シングルマザーの私は息子の将来に不安を感じていました。その息子が11月にてんかんを発症し、さらに不安が増していたところでした。申し込んだのはてんかん発症前でしたが、今このタイミングでおすそわけが届いたこと、本当にありがたくて救われた気持ちです。助けてくれる人がいる、というのはとても心強くて勇気が出ます。
(大阪府のお母さん/お子さん1人)

事務局員コメント
おすそわけが届いて「うれしい」というメッセージが多く届く一方で、上記のように生活が厳しいことやそれに伴う不安を打ち明ける方もいらっしゃいます。おてらおやつクラブの支えが少しでも不安や悩みの解消につながればと願い、これからもおすそわけをお届けしていきます。引き続き、皆さまからもお力添えいただければうれしいです。


*困りごとを抱えるご家庭からの「たすけて」の声に十分に応えていくため、継続的に活動を支えてくださるマンスリーサポーターを募集しています。

継続寄付ご案内の専用ページを立ち上げ、私たちが過去に受けとったお母さん・お父さんからのメッセージをもとに編集した、3人のお母さんのエピソードをつづりました。

ぜひ以下URLよりご一読のうえ、お力添えいただけますと幸いです。
https://otera-oyatsu.club/monthly/

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