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2020年観劇記録。

観劇初めを除き、その後は疫病との戦いになってしまった2020年。
2月の終わりから軒並み公演は中止になり、泡と消えてしまった公演も多々。
結局9か月の間、観劇は無し。
過去に家庭の都合で劇場に行かなかった2年10ヶ月という期間が個人的にはありましたが、それとは全く違っていました。
もー、頭が壊れる寸前で、リスクを背負ってでも、私は劇場に行かないと別の病気で死んでしまうと真面目に思ったほど。
実際ガマンを続けていたら、どうなっていたか・・・
と、書いている今も、2ヶ月強の自粛しておりますが。(2021年3月初旬現在)
そもそも2020年内に、劇場復帰できたからこそ出来る今の自粛でございます。
そんな波乱に満ちた2020年観劇記録。
観れている本数が少ないので、疫病ネタ含め、しっかり記録しておきたいと思います。
二度とこんな状態はゴメンだし、一日も早く日常が戻ってくれることを切に願っておりますので、こんな観劇記録は、もうホント、今回限りにしてほしいですわ。

・赤坂RED/THEATER 「Tabloid Revue『rumor~オルレアンの噂~』」
・梅田芸術劇場メインホール『CHESS THE MUSICAL』
・雪組大劇場 ミュージカル『ONCE UPON A TIME IN AMERICA(ワンス アポン ア タイム イン アメリカ)』
・新歌舞伎座 ミュージカル『シャボン玉とんだ 宇宙(ソラ)までとんだ』
・月組御園座 ミュージカル・ロマン『赤と黒』-原作 スタンダール-

(そしていくつもの公演がさようならとなり・・・)

・月組東京 JAPAN TRADITIONAL REVUE『WELCOME TO TAKARAZUKA -雪と月と花と-』/ミュージカル『ピガール狂騒曲』〜シェイクスピア原作「十二夜」より〜
・オーチャードホール LE VELVETSコンサートツアー2020「PRAYLIST」

2020年観劇初めはぐんちゃん(月影瞳)がゲスト出演の、荻田作品。おぎー×ぐん、待ってました~と大喜びで行った、みぞれ降る赤坂。あぁ、もうすでに懐かしい。この頃はまだ、未知のウイルスのお話は…届いていたのか、はて?

Tabloid Revue『rumor~オルレアンの噂~』

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小屋と呼ぶにふさわしい劇場で、普段慣れている大きな劇場と違って、このサイズ感もいいなーと。お席も前の方を頂けまして、マイクなくても充分息遣いまで感じることができ、すごく満足感がありました。
荻田先生の作り出す世界が宝塚在団当時の作品も大好きで、そして思い入れもたくさんありました。退団されて、何と言うかすみれフィルターが取れたというか、少しダークなニュアンスも加わり、ますます引き込まれました。
ぐんちゃんもゲスト出演なので、中詰めのワンマンショーだけでしたが、ホントもうお腹いっぱいになるくらいのおねぇさん大爆発、みたいな(笑)。終演後友人と、ひばり様思い出した~、お祭マンボ~、とほぼハモったのも笑えました。(2007年『江利チエミ物語~テネシー・ワルツ』の美空ひばり役)

疫病が関西に降り立った直後の1月終わり。
梅芸と雪大劇場のハシゴをしてました。2泊で。まだ、マスクがどうの、アルコール消毒がどうの、というお話は無く、ただ漠然と“気を付ける”というだけだった気がします。

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『CHESS THE MUSICAL』
素晴らしかったです。頭が混乱しました。音楽の美しさ、多様さ。カンパニーの底の高さ。そして全編異国語上演(爆)。シュガー(LE VELVETS佐藤隆紀)が、世界で活躍するミュージカルスターたちと板の上で遜色ないことに大感動しました。シュガーかっこよかった!素敵でしたよ!
観劇1回目は、字幕を追うのと人物を追うのに頭を割いてしまって、ただもうすごい!という鳥肌感に包まれていましたが、2回目になると、字幕を気にせず内容が入ってきて、人物の表情や思いなどに今度は打ちのめされました。
1年近く経った今でも、あの時の身震いするような感覚が、ふとした時によみがえることがあります。本当に観られてよかった。もちろん、数あるミュージカル作品の中で、今作は、派手さはないし、がっつりお客さんの呼べるエンタメ性も低いかもしれません。(実際、平日の2階席は結構空いていて残念でした。)けど、劇場で出会ってしまったらもう、すごい作品だと、魂に刻まれてしまう。そんな深い深い感動でした。シュガーが出演していなかったら、出会うこともなかったし、ラミンさんの歌声にとろけることもなかったし(笑)。人生って、どこへ転がっていくか分らないものですね。にしても、シュガー作品はなぜ大阪でないと観られないんだ問題が加速。(前作・レミも帝劇が取れず、梅芸で観ました。)永遠にこのループから抜け出せないのか?(いや、エリザベートが帝劇で取れていまして、あぁやっとループから抜け出せると思いきや、中止ですよ中止。もーっ!)

梅芸と泊まりでハシゴした大劇場。

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ちょっと信じがたい景色を目にしました。
おでこに熱さまシートを貼って、マスクして、ブランケットに包まって、客席に座ってる人。失礼ながら二度見しちゃいました。私の席からは離れていたけれど、気持ちのいいものではありませんでした。近くのお席の方は、果たしてどう思われていたか・・・
あの当時は、まだああいったお客様も入場させていたんですね。今じゃ絶対絶対ありえないけど。
あんまりびっくりして、今までファン友達にはできなかったお話でした。
そんな方と一緒に観劇した(爆)、
雪組大劇場『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』
感想が、文字に、しづらい・・・
そもそも好き嫌いで言うと、アメリカのあの時代の作品はあまり好きではありません。だから元作の映画も未観賞。
けどね、私の好き嫌いなんて関係なく、雪組の舞台にはいつも圧倒されてしまうのです。
だいもん(望海風斗)とまあやちゃん(真彩希帆)筆頭に、三つの時代の移り変わりをちゃんと演じられていて、本当に厚みのある作品に仕上がっていて感服。
1幕ラストの赤いバラのセットは圧巻で、こんなんが観られるのは宝塚だけだと。あの二人のシーンは印象が濃い!あー、そうして考えてみると、だいきほ絡みのシーンは、とにかく全部よかったかな。デボラが傍にいる時のヌードルズの、彼女を思う気持ちがにじみ出ている感が、なんとも言えず良かった。こども時代も、そして最後の別れのシーンでも。
この公演、ひめちゃん(舞咲りん)のサヨナラ公演でもありまして。私が一番雪組を観ていた時代からずっとがんばっていたひめちゃん。友人の贔屓だということも大きいですが、私自身にとっても、昔馴染というか、雪組=舞咲りん という気持ちすらありました。
同じくサヨナラのきゃびぃ(早花まこ)もしかり。
二人とも、役のシーンは短かったけど、ちゃんときっちり締めてくれていて、その一瞬さえ見逃さないようにしましたよ。
ひめちゃんのエトワールは超正統派で、あぁ、ついにここまで来たんだなーと感涙。
ひめちゃん、きゃびぃ、今まで雪組を引っ張ってきてくれてありがとう。次作から二人がいないというのが、まだよくわかりません。
そういえば、なぜこの時代の作品が好きではないか、思い出した。男社会だからか、男役さんは役が多いのに、娘役さんは少なくて、通し役のある人は数えるほど。ということがほとんどだから。娘役ファン的には大いに問題あり、です。

この年2度目の西方面遠征。

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終演後に会った友人が、アルコールウエットティッシュが手に入らず、アドマイザーに手作りのアロマのアルコールを入れて、ティッシュにシュッシュとしてました。基本的にマスクはしてたけど、普通に対面でごはんも食べて、そのまましゃべってました。大阪でも名古屋でも、普通に混み混みの地下鉄にも乗ってました。新幹線も混み混みでした。そんな時期。

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ミュージカル『シャボン玉とんだ 宇宙(ソラ)までとんだ』
伝説の名作は、本当に名作でした。
どうしようもないくらい涙があふれて、嗚咽になりました。何と言うか、純粋に作品で泣けるってすごく嬉しい!(いえ、それは宝塚の場合、贔屓のサヨナラ公演だったりするとアホみたいに泣きますけどね、それと違って、という意味です)
東京では濱田めぐみさんの役を大阪ではぐんちゃん(月影瞳)が演じる、という、なんとも光栄なお話で、さらに1月2月と2ヶ月の間にぐんちゃんの舞台が2本観られるという、重ね重ねにありがたい感じ(ありがた過ぎて日本語が変)。因みにぐんちゃんは、東京公演の時も陰コーラスで楽屋入りしていたそうで。さすが元気だなー(笑)

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お花 素敵に作ってもらえてよかった
シャボン玉にちなんでバルーン 友人のアイデア冴えわたってたわ

物語自体は、哀しいやるせない出来事で出来上がっているのですが、ひたむきに生きる登場人物の姿に心が揺さぶられました。宇宙人が登場したり、時間のトリックがあったり、そもそもファンタジーなんです。それでも宇宙人でもなんでもいいから、あの二人を何とか幸せにしてあげて!と、多分客席みんなが思ってしまうんです。舞台も客席も、思いはひとつ。自分含めてお客さんのすすり泣きを聞きながら、そんな思いを抱きました。
先述の『CHESS』と同じですが、贔屓が出ていなければ観なかった作品です。出会わせてくれて感謝します。

大阪から移動し、名古屋で友人と一泊。
当日朝合流の友人と、名古屋名物のモーニングを食し、普通に盛り上がってました。ま、なんとなく、混み混み地下鉄内では、ドアとかポールとか触らないようにしていた、かな。あ、あと、劇場のトイレで、みんなちゃんと手洗いをしているので、トイレから出て、水道にたどり着くまでが列になっていたという奇妙な光景&体験をしました。水道回りびちゃびちゃだったし。
月組御園座『赤と黒』
初・御園座。そして、4回目(でいいんですよね?)の上演で、初・生赤と黒。でした。あー、やっと舞台が観られる!1989年の月組の実況CDを何度も聞いていた、宝塚ファンになったばかりの私に教えてあげたい。
音楽や台詞が身体に入っていて、舞台写真などで見た静止画も記憶していて、それが目の前で、生で、動いていて。不思議な感覚でした。
そしてなにより、思っていたよりたまきち(珠城りょう)のジュリアンがよかった(爆)。ステキでした。ポスターがね、イマイチだったからね、ファンだから余計に辛口でね、期待しないようにしていてね、
先述のCDのかなめさん(涼風真世)のもそうでしたが、「はい、奥様」という台詞がなぜか大好きで、一年経った今でも、時々耳の奥で「はい、奥様」が聞こえます。
何度も出てくるこの台詞。その変化も好きだったなー。はー(←ため息)、たまきちのジュリアン、よかったわー(まだ言ってる)。

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帰りの新幹線
あんまりきれいに撮れなくてインスタは不採用(汗)

残念ながらこの公演、千秋楽を迎えることなく、途中で中止されました。
私の観劇はなんとか逃げ切れましたが、中止で観劇できなかったファンの方たちの気持ちを思うと、ほんと切ない。それ以上に、中止を余儀なくされた生徒さんやスタッフさんの悔しさたるや、察するに余りあります。

そんな2月の終わり(一部は3月も公演ありましたが)から、7月終わりに公演が再開されるまで5か月間。みんな様々なモヤモヤと闘うことになりました。
軒並みエンタメ関係が中止されていく中、宝塚は割合と最後の方まで公演をやっていて、風当たりも強かったことだろうと。
どの舞台も一期一会ではありますが、宝塚の場合また違った意味というか価値感というかもあり、新人公演や、初舞台生のお披露目、組まわり、など、一人の生徒さん単位にすると、本当にその時は二度とやってこない事が多すぎて。まして、退団発表している生徒さんには期限がある。同時にファンも期限を切られてしまいます。
そうなんです、ナゼ今?とみんなが首を傾げた件。3月半ばに月組トップコンビも退団発表してしまったんです。まぁ、本来なら、サヨナラ公演の一つ前の公演の始まる前くらいに、トップさんの退団は発表されますが、再開がいつになるのか分からない、あの時期に、ナゼ・・・。
個人的には(時期としてはナゼ、と思いましたが)、あぁその時がやってくるんだな、と、あきれるほど冷静でした。
トップスターは就任したら何作かで退団してしまうわけですし、その何作かが問題ではありますが、なんとなく、終わりを刻々と感じながら観ていくしかないんです。
むしろ、終わりがあるからがんばれる。と、長く宝塚ファンをしていると思ってしまうところもあります。
下級生の時から応援していた生徒さんがトップになったこともありました。
長く応援していたから、トップさんが退団するというよりは、その生徒さんが退団するというとらえ方になり、ショックが大きかったのかも。ま、これが普通なんだと思います。
けど、私にとってのたまきちは、二番手さんになる前から観始めて、トップになって、さらに数作目で堕ちたので、月組のトップスターとしての珠城りょうが好き、という、私としてはちょっと特殊な生徒さんで。
だから、いち生徒さんの退団発表というより、月組のトップの退団=初めから終わりを覚悟できていた、という感じでしょうか。
(っていうか、このくだり必要かな、私よ。)

退団発表後、初めて観劇の月組公演。さすがに大劇場へは行けなかった。幕が開いて、観ている方がいらっしゃるのに、なぜ私は地元から離れられずにいるのだーと、悶々としておりました。劇場が閉鎖されていた時も鬱々としていましたが、やっていないものは仕方ない。一日も早い疫病の退散を祈るだけです。なのに、初日が開いているのに~!と、鬱々が悶々に変わっただけ。
けど、そもそも初舞台生公演だったのに、延期を余儀なくされ、大劇場の初日は9月の終わり。それでもちゃんと幕が開いて、千秋楽まで無事にたどり着き、そして東京公演が始まる。それは奇跡でした。

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月組東京 『WELCOME TO TAKARAZUKA -雪と月と花と-』/『ピガール狂騒曲』
絶対にぜっっっったいに初日を観るんだ。大劇場を我慢したのだから絶対初日じゃなきゃ、と意気込み、友の会で当たった時は、チケットの神さまにひれ伏したい気分でした(いや、ひれ伏した)。そしてそのお席が瀕死必須みたいな席で。チケットの神さまは気まぐれです。
開演前、それから開演してからしばらくは、足がガクガクして、手で腿を必死で押さえていました。なんなのー。
普段の公演なら、客席は開演直前まで談笑の声があるのですが、やはりみなさま宝塚ファンはちゃんとルールを守ってらして、水を打ったように静まっていて。ちょっと異様なほどに。現状では良いことですが。あとは、友の会中心に発売されていて、しかも1席しかとれないので、基本的にはお隣の席は知らない方ですから、お話の仕様がなかった、とも考えられますが。
大好きな日本物のショー。けど、イマイチ萌えなかったのはナゼ?と振り返ると、多分衣裳のせいなのではないかと。退団されるミエコねぇさん(松本悠里)のフィナーレのお衣裳は素晴らしかった!けど、その他が、イマイチ衣裳にときめかなかったのです。(余談ですが、2018年宙組の『白鷺の城』は、衣裳も物語性のある仕立ても、すごくステキでした。)
でもね、チョンパの幕開きは、何度観てもドキドキします。あぁ、日本物のショーって素敵だ!と心から思う瞬間です。本来なら、東京オリンピックの時期の上演で、外国のお客様にも観て頂けていたはず。勿体ないなーもうっ。
ちょっと消化不足のショーの後のお芝居。めちゃめちゃ満足で、大好きでした。月組ファンでよかった!と心から思えました。
友人がね、嬉しい事を言ってくれたんです。「多分月組がずっと好きなぶみちゃんには、こういう芝居の月組って感じの上質なコメディたまらないだろうなぁと。」そうなの、そーゆーことなのよ。私の心の中の喜びを、言葉にしてくれてありがとう。
喜劇って悲劇よりも何倍も難しいとは言いますが、それって多分、質が問われるからだと思うんです。その点、今回は芝居の質がものすごく高かったのが、観ていてとても気持ちがいい理由のひとつだったかな。と。ドタバタもアドリブも、ぎりぎりの上質感。ほんと、たまらない。
育っていく感のある作品なので、本当なら大劇場の初日あいてすぐから、何度も、そして東京も、と、いつもの月組観劇パターンで観たかった。それだけが心残りです。
シェイクスピアの十二夜がベースで、ベル・エポックのモンマルトルに舞台を移し…と発表された時、最初に気になったのがキャスト。え?たまきち女の子やるの?お兄ちゃんと二役?それとも公爵の役?と一人で右往左往しておりましたが、写真が出て、それからポスター画像がでてそこで、キャストが出る前に納得しました。お写真がね、男装風でね、きれいかった~(はあと)。
初見の時は違和感(←失礼)のあった女の子の姿も、声の吹替えも、その次からは気にならず。そのうち、かわいらしさにトキメキまくり、My千秋楽後は、とてつもないジャンヌロスに襲われるしまつ(これは年明け2021年のお話)。そしてそのぽっかり空いた穴は、これから先、決して埋まらないのです。
ジャンヌがかわいかった要因は、なによりもシャルルがかっこよかったから。れいこさま(月城かなと)、本当にかっこよかったです。キュートな面と、時折見せる実直さにギャップ萌え。おかげでジャンヌに感情移入するかたちで、シャルルにキュンキュンでしたわ。
女の子たちもみんなかわいかったし、芸達者な男役さんたちにも唸らせてもらいました。
一番のお気に入り場面は、ちなつさん(鳳月 杏)ウィリーv.s.モンマルトルの丘の橋(オケボに掛かった橋)。観るごとにアドリブが違っていましたが、My千秋楽の回の「この橋、もうすぐ無くなるから心して渡れ」というような台詞が深すぎて、うるっときました。明日千秋楽だから、と、オーケストラが入れば橋は無くなる=早く普通に戻りますように、とふたつの意味で解釈できたんです。ちなつさん、次回月組公演は、生オケ復活ですね!熱い思いをありがとうございました。
年をまたいでの公演で、上記の話は2021年のお話。
というわけで、この感想自体が、2021年の観劇記録に続く!
あ、忘れるところでした。初日のご挨拶の中で、「この劇場での公演いつぶりなんだろうって考えたら、ちょうど一年ぶりでした」という話がありまして。!となりました。クリスマスツリーがオーストリアだった!あれから一年なのね。長い一年だったわ、本当に。

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悲しいことに
二年連続で月組仕様のクリスマスツリー
でもとってもキレーです

帰りの新幹線、ホームへ上がってみてちょっとびっくり。待っていてくれたのは新型車両N700S!初めて近くで見たー。そしてこれに乗れるのね(ウルウル)。

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車内は新しいにおいがしました。写真撮ってるお客さん何人もみました。私もその一人だけど(笑)。久しぶりの新幹線で、Sちゃんに乗れるなんて嬉しかったー。

LE VELVETSコンサートツアー2020「PRAYLIST」
なんと申しますか、渋谷の街をオーチャードホールまで進むのが一番恐怖でした。日比谷って新幹線降りて歩いて行けるでしょ。けど渋谷はそうは行かない。今まで何とも思っていなかったのですが、東京宝塚劇場ってほんと便利なところに建ってるんだね。と、疫病は価値観さえも変えてしまうのです。おそろしい。
とはいえ、初・オーチャードホール!楽しみにしていました。VELVETSも超久しぶり。ご当地コンサートも中止になったし、宮原さんとしーたんのお誕生日コンサートも断念したし、シュガーフランツにも会えなかったし(涙)。
因みに、ご当地コンサートはオケが録音ですが、普通の(というのか?)ツアーは生オケなので、一度はオーチャードホールで、と思っていたんですよね。こんな時に思いが叶うとは。しかし、いつも一緒に行くVELVETSファンの先輩(笑)は参戦できず。ちょっと申し訳なさを抱えつつ・・・。
最新アルバム「PRAYLIST」の曲だけでなく、いつものナンバーもあり、久しぶりのナンバーもあり、楽しかったです。楽しかったんですけど、何と言うか、2階席だったからか、オーチャードホールだったからか、私としてはどうにもアウェイ感が否めず。そもそもホームが、ホーム過ぎるのですが(宮原さんのお膝元・静岡市清水区のマリナートのコンサートは自宅から歩いて行きます!)。もう少し、いいお席だったら感想も違ったのかな、とは思っております。
ツアー自体が大千秋楽で、最後のご挨拶が四人の個性がすご過ぎて、一緒に笑ったり泣いたりさせて頂きました。いやはや、マスクしながら泣くの大変です。本当にツアーが無事に終われてよかった。そこに立ち会えてよかった。
あ、疫病関連の記録としては、チケットの半券に、入場者の連絡先と名前を記入してもぎられる(自分でもぎって箱に入れた)のが、なんともVELVETSのコンサートらしいなー、と。お客様の年齢幅がなんと言っても広いですから。アナログが一番確実です。

この後、も一度月組が入り、激動の2020年が終わりました。
12月の月組帰りの新幹線がミラクルでした。なんと二度目の“S”。

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あいだのLE VELVETSコンサートの時は普通のN700Aでしたから、月組=S、という神話が生まれた瞬間でした(笑)
車両番号も撮っておけばよかったなーと、画像編集しながら思ったり。

本数が少ないから、久しぶりにひとつひとつ掘り下げて、、いや、まだ足りないな。本当は一作ごとにちゃんと書きたい!
消えて無くなってしまった公演、やむなくあきらめた公演、たくさんありました。
2021年は、あんな思いしたくないなー。と、一日も早く日常が戻ることを願います。

その一年の賞って(グラミー賞とか)、次の年の3月に大体発表になるので、年度内年度内、と思って3月初旬に書き始めましたが、気が付けばもう4月が終わりますよ。今年(2021年)の観劇記録は、明くる年3月までに書きたい、と決意を述べておきます・・・一応。


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