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積み立てと取り崩し

こんにちは、大手町くずろうです。

今日は、「積み立てと取り崩しのベストミックス」(資産運用)を考えてみたい。

成果の実感とは、なんだかんだで実現益

「定期定額の投信積み立て」というのは、本当に素敵な仕組みだと思う。給与天引きで、毎月定額積み立てをすれば、自動化され、投資の意思決定にいちいち悩むことなく資産形成をしていくことができる。長期でほったらかしにしておけば投資成果に一喜一憂することもない。

もちろん、これは理解している。ただ、いまひとつ面白みに欠けるということはないだろうか? なんというか、成果を実感できている気がしない。日々の一喜一憂はたしかに嫌だが、もう少し日々の生活の中で実感できるものであってもいい。

そう考えると、成果の実感とは、なんだかんだで実現益という気もする。(もちろん、実現益による金銭的リターンだけ、というつもりもない。)

「お小遣い」制度を再設計する

さて、「お小遣い制」というものが導入されている家庭がある。子どもだけでなく、妻も夫も「お小遣い制」が導入されていたりもする。何年かに一回は見直しがされるタイミングはあるかもしれないが、おそらく定額になっているのが一般的だと思われる。

この「お小遣い」。資産形成の途中成果に連動するような形で再設計できないだろうか?

まず、何かあったときのために現金が必要という話はあるが、一旦おいておいて、「できるだけキャッシュはもたない」フルインベストメントな方針としてみたい。(とはいえ、個別株をリサーチする時間もないので、ポートフォリオ投資ということで資産形成には投信を選択するものとする。)

次に、前月末資産残高のごくわずかの割合を毎月のお小遣い(や生活費)とする、ような仕組みにできたらと思う。

家族の構成員は、毎月のお小遣いの額の大小に一喜一憂することになるわけだが、その理由を知ろうとすることが投資教育にも繋がる。その投信の組み入れ銘柄(企業)にも興味を持つようになる。運用レポートもよく読むようになる。自分のお小遣いが運用成果によって上下するのであれば主体的に社会の「これから」を知ろうとする。

子どもが成長すれば、お小遣いも成長させる必要がでてくる。夏休みの旅行もそれなりにグレードアップが必要になる。食べる量も増えるし、着る服も増える。そういった年齢とともに増えゆく少額出費に対応できる。もちろん、運用状況によっては、ハワイに行く予定を熱海に変えなければならない局面や、サバティーニをサイゼリアに変更しなければならない局面もあるが、その逆もあるわけで、定額のお小遣い制にはないゲーム性がある。

考え方としては、月1回、定額投信積み立てをして、月1回定率で取り崩す、みたいなことなわけだが、同じタイミングにして相殺した額を積み立てることのできるような仕組みがあればなお嬉しい。結果、定額での積み立てにはならないが、投信の運用サイドからみても、そうしてもらえた方がうれしいはずだ。

以上、長期でも短期でも成果を実感したい、大手町くずろうでした。

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