見出し画像

短歌2月

 目標の100まで半分を切りました、年内には形になればいいな。
 2月にTwitterで投稿した短歌たちです、よろしくお願いします。

口ずさむワンフレーズに現れる きみの幻せめて笑って

運命なら1000年先まで届いてくれ 1000年前から好きだったんだ

向いたのはおおよそ東しらんけど だいたい南南東ってなんなんよ

ゴロゴロと枕元に響くねこの声 うるさいけども25ヘルツの子守唄

甘やかなきみの笑顔に絆される 私の全部もらってください

背筋を伸ばしてかかとをつけて きみの前では 大人でいたい

幸せになろうね約束したんだ 手と手をとって並んで歩きたかった

テレビから聞こえる今日の天気予報 君の無事をただ祈ってる

寂しいね好きな人と離れるの 愛とか恋とか関係なくても

君のためシロツメクサを集めてる 花束にして君にあげるんだ。

人間の色気が全く分からない そんなことより見てこのお花!

悪い子のわたしを燃やして灰にして 畑に撒いて野菜を育てて

待ってるよ待っているから会いに来て 君との思い出ばかりのこの場所で

読みかけの本の左半分少ないと 寂しくなって落ちる速度

花粉症飲んだ薬の効き目良し 異様な眠気になすすべ無し

最期が「めでたし、めでたし」で終わる そんな人生に憧れている

「さみしい」を別の言葉で言えたらいいな わたしもきみも穏やかであるために

おはよう。とあなたの声で目が覚めるそれがどれほど幸福か

ひたすらにあなたの幸せを願っている 通りすがりのモブだけど

いつもなら甘やかされてくれるのに 今日は目ざとく甘やかしてくる

隣でさ笑いあえていたのなら それ以上のものなんてなかったんだよ

魂が21gなんてうそみたい。それ以上の重みを私は背負ってた

やわい皮膚の上きみが触れたところがツキツキ痛む

もう一度そんなことばかり夢を見る 次に会うのは来世がいいね

捨てられず床に転がるビニール袋 私の心の中みたい

SNS滅びちゃったらどうしよう 君への恋文狼煙にしよう

「どうにでもなれ」投げやりに言った君の表情に 勝手に体が動いてた

私たち距離はすごく遠いけど 見上げた星空は同じだったね

ふと見えた青のインナーカラー海のようなグラデーションあなたが海で良かった

大好きなお酒入りの生チョコレート いくつ食べても心が寂しい

ほろほろ さめざめ しくしく。 私を取り巻く 痛ましいオノマトペ

愛されたい。そんなわがまま許されない。 大丈夫って笑顔でいるよ

稜線に薄くかかる夜の色 あわいの時刻は同じ色

 気になったところは少し修正しています。

 2月って本当に一瞬で過ぎていきますね。また来年会おうね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?