憶ふ

※リズムの季節が過ぎ去った後、Twitterにて投稿した140文字SSを加筆修正したものになります。

※星の子が喋る描写があります。


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朝焼けの美しい時刻、波打ち際に腰を下ろす。
足の先が濡れるのもお構い無しに、太陽が昇る空を見上げる。

――そちらの空は今、どんな景色ですか?朝ですか?昼ですか?夕暮れですか?
私と同じ景色を、見ていますか?

風に揺れる飾り羽を想う。


――もっと一緒にいたかった。あなたの居ない毎日が寂しい。


足の先も、頬も冷たい。雪が解けてもこんなにも寒い。

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