日々是好日、ライブとかの日記
雨が続いている。8月の日光を避けて暮らすことができ、涼しい日々が続いているので嬉しい。アトちゃんは湿気で髪が乱れることを気にしているようで、暑くても雨より晴れが良いと言っていた。引きこもりイコール日光嫌いというわけではなさそうだ。
アトちゃんと某アイドルのライブに行ってきた。特定を避けるため詳細は伏せる。その日も雨だったが、ライブは素晴らしいものだった。薄く焚かれたドライアイスとレーザービーム、ブレード光の有機的な一体感が幻想的で会場を生き物にする。非現実的な光景に現実味が薄れる。夢心地というのだろうか。彼女たちはプロフェッショナルでありながらもしっかりと女の子だった。ありがとうの一言で済ませない。照れながらも自分の想いを自分の言葉で口にする。それがまた人気の秘訣なのかもしれない。全ての演目を終えて何度も深く頭を下げる彼女たちを見て、この情勢で抑圧されてきた沢山の人たちの気持ちがそこに凝縮されているようで、僕も涙を流した。
帰宅して現実に戻る。不思議と体は全然疲れていなかった。どうやら元気をもらったみたいだった。また、僕はなんとなく重ねている毎日に少し焦りを感じた。でもいいんだ。非常に厭世的な僕にとって、世の中捨てたものじゃないって思える場所や人の存在に定期的に気付かせてくれる。音楽は素晴らしい。
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