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認知行動療法

生きてるとムカつくことがある。僕は対外的には割と沸点の高い方なのだけど日常的に細かいことで内心ご立腹してたりする。でも何故外に出さないで済んでいるかというと、セルフ認知行動療法を実践できているからだ(というのは友達からの指摘で気づいた)。例えば赤信号を無視したやつに腹を立てる。僕は黄色信号と赤信号の境目くらいで突っ込んでくる車の前にわざと出ていって轢かれにいくタイプだ。タイプというか実行している。それで中途半端なところで急ブレーキを掛けて止まらざるをえなくなった運転手を見て嘲笑う。これで僕の怒りは霧散する。

というのが認知行動療法なのかはさておき、例えばそれが自分が過去に犯してしまったことのある失敗や罪ならば、思い返して許せるというものだ。つまり人間のイラつきなんて自己を省みれば大概「お前が言うな」で済んでしまう程度なんだと思う。バカで煩悩まみれで不完全な存在である僕たちが誰かを怒るとか叱るとか、そんなことおこがましいのである。イラつくのは脊髄反射なので仕方がないとしても、それをその相手に向けるとか酒の席で愚痴るとかはよっぽどのことでない限りナンセンス。お前もまた誰かの怒りを買っている事実を自覚しろ。

僕は日本人しか知らないけど、日本人はギスギスしている。だから嫌いだ。民族的にコミュ障だ。奥ゆかしいのではない。他人との交流を放棄し、自己表現の努力を怠ってきたバカバカしい国民性だ。だから僕はこの国に居る限り他人を見下している。しかし僕が大勢と違うのは、自分もまた他人から見下されているのを自覚している点である。それだけでカーストは一段上がる。そうやって語っていることもまた誰かに見下されているのだろう。結局の所、天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず。人間は生まれながらに平等であって、貴賤・上下の差別はない。だから自分がバカだと自覚しよう。愚かな人間ほどこれを実践しようとしないでのうのうと生きている。自己のバカさ加減を認知しようと努力している人は接しやすい。つまり人に好かれやすい。

そういうわけでこれを読んでいるお前はバカなんだよ、バーカ、死ね。

ムカついた?自己処理できた?ちゃんと自己評価しようね。

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