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ドライブ中に考えた、中山間地の厳しさ

こんにちは。
昨日(2024年2月23日)、思い立ちまして日本海側までドライブにいってきました。通り過ぎた町は、丹波篠山市、福知山市、宮津市、与謝野町、京丹後市、京丹波町、大江町、綾部市だったかなと思います。安全運転しながらではありますが、移りゆく景色を眺めながらもいろいろと考えるところがありましたので、まとめていきたいと思います。


◯ドライブはやはり天候


いきなり重い話題から始まっても仕方ありませんので軽いところからですが、やはりドライブをするなら晴れている方がいいですね(笑)。昨日は曇の天気かなと思っていましたが、ほとんどの時間帯で小雨と雨を繰り返していました。その御蔭なのか地域がそうなのかはわかりませんが、車が少なく安全に運行できたのはよかったなと思います。
しかし、天気が悪い分、運転している自分の気分もあがらず、ついつい今回のテーマのような若干暗めの思考になってしまうわけです。気分はタダなので根暗になっても仕方ありませんので、どんなときも根明でいきましょう!

◯各市町の人口(ピーク→現在)


人口推移

昨日通った市町と能勢町の人口をピークと最新で表にしてみました。凄まじい下落率ですね。戦後数年後に人口ピークを迎えたところと、日本の人口がピークを迎える2008年の前にピークを迎えたところになります。与謝野町はピーク年が他とズレているのは何か要因があるのですかね?
能勢町においては開発ラッシュがあり、そこで一気に人口が増えた経緯があります。ただ、人口の増加に伴うインフラの整備などが追いつかず、また乱開発が横行した結果、全域を市街化調整区域にするなどの制限により人口は減少の一途をたどることになりました。
それにしても、多くの自治体がピーク時から30~60%も減少しているのはなかなか痺れますね。戦後においては仕事と食料があった農村地域で人口増加率が高く、その後産業の移転が行われることで、地方都市とその周辺が人口増加するという流れなんでしょうね。

◯世代別人口


すべての自治体において総合計画や人口ビジョンが策定されており、その中で世代別の人口についても触れられています。都市部でも高齢化率が高まってきていますが、中山間地においては現在がほぼピークなのではないでしょうか。これ以降は高齢者数も減り、財政的な負担も減ると思いますが、そもそもの人口が少なすぎるので、「地方消滅」と言われても仕方ないところまで行くのかなと考えます。
若年者から中年までが人口流出する理由は何より「仕事がない」からにほかなりません。もちろん中山間地でも仕事はありますが、選択肢が少ないのと稼ぎが少ないことにあります。地方では自治体職員がもっとも安定してかつ給料が良い仕事となっています。ついで公共事業関連の建設業界になるでしょうか。
また、より顕著なのは「女性」が地方から離れ、また戻ることもないということでしょう。仕事がない、そもそも地方の考え方が時代に即していないという状況があげられます。

今からではかなり厳しいかもしれませんが、仕事や環境の現状を素直に見直しながら考える必要があるのでしょうね。


◯インフラ関連

今回走っている中で、路面の状況の違いはあれどどこもきちんと整備がなされています。兵庫県の土木事務所、京都府の土木事務所、各地域での建築関係の方々には敬意を評したいと思います。
しかし、これからの時代を考えたとき、日本全国の隅々まで今の道路状況が維持できるのかと考えるとそれは否としか言えないのかなと思います。
交通状況や人口状況、産業のあり方も含めてある程度の選択が必要になってくるのではないでしょうか。
その他の、上下水道やガスのインフラ関係も合わせて考えたとき、次の更新は無理な地域もでてくるでしょう。そうなったときは、その市町の中心地への移住、コンパクトシティ化が必要になります。現在財政が良いところでも30年後50年後を考えるのならば、そういった計画を今からやっておく必要があるでしょう。

◯まとめ


いかがでしたでしょうか?
今回改めて、ドライブはやはり晴れた日にと思いました(笑)。あまりこういったことを考えながら走るのは、素直に面白くないな、暗いなと思っただけなので。また次の機会には天気の良い時に、かつ明るい気分でその土地での良いところに出会いたいなと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。
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