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海上保安庁視察まとめ

2024年2月5日(月)に大阪維新の会 北摂ブロックの有志にて第五管区海上保安本部と大阪湾海上交通センター(愛称:マリンタクトKOBE)の視察を行いました。今回は写真を交えて、視察内容のまとめをしていきます。

海上保安庁公式WEBサイト
https://www.kaiho.mlit.go.jp/

ちなみにですが、今回の視察のきっかけは、吹田市議会の江口礼四郎議員が駅立ちの際に、海上保安本部の総務部長さんがお声がけしたのがきっかけだそうです。いろいろなご縁がありますね。

またコチラのVoicyでも概要版として放送しておりますので、お聞きいただければ幸いです。




◯第五管区海上保安本部 業務概要ご説明

スライドや動画でのご説明

本部長さまにご挨拶をした後、総務部長さまより海上保安庁の業務について動画を拝見の後ご説明いただきました。

定員は14,538名、予算総額が2,421億円となっており、定員は愛知県警の職員数と同程度、予算総額は吹田市の一般会計、特別会計予算の総額と同程度と伺いました。一概には言えませんが、吹田市がすごいのか、海上保安庁の予算が控えめなのか難しいですね。

第五管区海上保安本部の管轄エリアは、兵庫(日本海側を除く)、大阪、滋賀、奈良、和歌山、徳島及び高知各府県の区域ならびにその沿岸水域、南へも大きく伸びており、担当海域は日本の国土面積とほぼ同じの約39万平方kmにもなるそうです。また、海上の安全を図る海上交通センターも運営しています。海上の警備、救難だけでなく、災害時の内陸での救助、支援活動も行っており、業務は大変多岐にわたります。

課題として、若年者人口が減っている中、尖閣諸島の警備業務は緊迫感を増しており、人員の確保には取り組んでおられます。身近な警察や消防と違い、認知度のさがあると考え、様々な媒体や場所での広報活動をされています。海なし県での広報活動もされており、奈良県との包括連携協定のお話も伺いました。海難事故にはこの近畿圏では奈良県の方が数が多いそうです。


◯第五管区海上保安本部 巡視船 船内見学

巡視船はるなみ、ふどうに乗船して船内見学
艦橋内

写真ではわかりづらいですが、雨が降っており、また湾内でもそれなりに揺れるため陸上とは違う感覚になかなか慣れませんでた。今回の巡視船では船員の方々もこちらで通常業務を行われるそうです。艦橋では主に人員や航行時の人の配置について伺いました。また、船室では潜水士の方から機材の説明、やりがいなどのお話を聞かせていただきました。

◯大阪湾海上交通センター 見学

イメージキャラクターの「うみまる」と「うーみん」
移転して間もないセンター(愛称:マリンタクトKOBE)

元は幅の狭い明石海峡の航行の監視にあたっていて、場所も淡路島の北端に位置していましたが、広く大阪湾での船舶の航行の監視の必要性がでてきたため、場所をポートアイランドに移し機材も最新のものになり、日夜船舶の航行の安全を見守っていただいています。
愛称の「マリンタクトKOBE」は海上交通センターとしては全国初のもので、一般公募で決まったものだそうです。

センター内の監視室では24時間体制で、船舶に搭載されているAISとレーダーやカメラを駆使して船舶に位置や状況を把握し、事故がないように船舶の航行の監視業務を行っておられます。

● 船舶自動識別装置 AIS(Automatic Identification System)とは
 AISは、船舶の識別符号、種類、位置、針路、速力、航行状態及びその他の安全に関する情報を自動的にVHF帯電波で送受信し、船舶局相互間及び船舶局と陸上局の航行援助施設等との間で情報の交換を行うシステムです。

海上保安庁公式WEBサイトより

◯まとめ

今回は神戸にあります、第五管区海上保安本部の視察内容をお知らせいたしましたがいかがでしたでしょうか? より深い話をお伺いする時間はとれなかったのですが、保安本部の皆様におかれましては、お忙しい中大変貴重な機会をいただき感謝いたします。

警察や消防と違い、お世話になる機会も少ないと思いますが、海難事故の際の「118番」などの知識も必要だなと実感いたしました。また、近年の尖閣諸島を含む沿岸警備の過酷さを伺い感謝の念を抱くとともに、国にも毅然とした態度で臨んでいただいですね。

体験航海、一般公開、音楽隊演奏会等、さまざまなイベントも開催されていますので、ぜひ「海上保安庁」へのご興味、ご関心をもっていただければ幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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