【90年代ロック名曲選】Dreams Burn Down - RIDE
90年代を駆け抜けたロックの名曲たち。その魅力を余すところなくご紹介♪
先日フジロック'24のラインナップ第1弾が発表されましたね。
TURNSTILEは間違いなく盛り上がるだろうし、超大型新人のTHE LAST DINNER PARTYなんかは一体どんなステージみせてくれるんだろうと、早くもテンションあがる発表でした。
(意外だったのは、KRAFTWERKって初フジロックなのね)
そんな中、RIDE決定!
思わず歓喜したファンも多いのではないでしょうか?
自分のそのひとりです。
もうすぐ新作リリースだから、そのお披露目の場としても良いですね。
ということで、今回はそのRIDEのデビューアルバムから"Dreams Burn Down"をご紹介します。
アーティスト情報
RIDEは、1988年に英オックスフォードで結成されたロックバンドです。
▼メンバー構成
・アンディ・ベル(Vo,Gt)
・マーク・ガードナー(Vo,Gt)
・スティーヴ・ケラルト(Ba)
・ローレンス・コルバート(Dr)
MY BLOODY VALENTINE、SLOWDIVE、LUSH、SWERVEDRIVERなどと並び評されるシューゲイザーを代表するバンドで、1996年解散するも2014年に再結成し、今まで6枚のスタジオアルバムをリリースしています。
他のシューゲイザーバンドと比べると、よりメロディが強調されている印象を持っています。
アンディ・ベルがThe Smith好きなのも影響しているのでしょうか。
そのアンディ・ベルはOASIS後期のベーシストとして活躍していたことは多くの人がご存知でしょう。
"Dreams Burn Down"の魅力
"Dreams Burn Down"は、1990年10月にリリースされたライドのデビューアルバム『Nowhere』に収録されています。
このアルバムは、今でもシューゲイザーというジャンルの代表的なアルバムのひとつとされていて、
・ノイジーなギター
・ドライブ感のあるリズムセクション
・浮遊感のあるボーカル
が上手くブレンドされた傑作となっています。
そんなアルバムのなかでも、この曲"Dreams Burn Down"が好きなのですが、特にローレンス・コルバートのドラムが印象的です。
安定したリズムとダイナミックなフィルを織り交ぜて進行し、主旋律を奏でるメロディックなギターとエフェクトしまくりうねるギターがその上にのっかってくるこの陶酔感、最高です。
ほんとこのドラマーがRIDEの楽曲の良さを支えているなとつくづく感じる一曲です。
この曲のリードボーカルは、マーク・ガードナーで、シューゲイザー特有の平坦なウィスパーボイスでありながら、エモーショナルな感じがなんとも良いアクセント。
そして、クライマックスに向けての混然一体の盛り上がりからの、ラストのギターノイズで締めるという、割と長尺な6分という長さを感じさせない濃密な曲構成となっています。
"Dreams Burn Down"以外にもこのアルバムには良曲てんこ盛りで、
他には
・Seagull:ベースラインがカッコよく疾走感あふれる完璧なリードトラック
・Vapour Trail:RIDEといえばこれ的な代表曲。メロディーの美しさが際立っている
がオススメです。
ということで、今回はRIDEデビューアルバムのなかから"Dreams Burn Down"をご紹介しました。
再結成後、精力的にツアーも行いシューゲイザー再評価のパイオニアともなっているこのRIDE。
フジロックでどんなステージをみせてくれるのか?この夏がとても楽しみです!
ではまた。
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