180度変わった写真
まるっきり中身が変わってしまうとは思いもしなかった。
見た目は何も変わっていないように見える。
けれども中を覗けば、木が石に、火が水に、丸が四角に、右が左に、白が黒になってしまったかのよう。
さて、なんのことでしょう?
なんのことはない、僕のことです。
何が変わったか?
写真を撮るときの意識です。
もう少し具体的に言うと、以前は「このカメラで撮れなきゃ意味がない」だったんです。そのカメラで撮れないなら諦めがつく。カメラ至上主義。
それがですね、今は「この瞬間を残せるならどんなカメラでもいい」に変わりました。この世界の今をどうしても写真にしたい。それは写真至上主義(いや世界至上主義かも)。これはもう自分が一番びっくり。こんな変わり身あるんだなぁと思います。
そうなったきっかけは、今メインで撮っている写真。
まだお披露目はできないんですが、撮れる日・撮れない日がある被写体で、それを毎日撮り続けることで撮れる日・撮れない日を可視化しようという試みからスタートしたものです。
そういう写真を撮っていると、すべては変わりゆく・無くなることを感じるわけで、そうなるといつかは撮れない日が来るだろうとも思ってしまうわけです。
また、その写真に僕はある意味掛けていて、それを撮るために仕事はコンビニ夜勤にしたり、頭は坊主にしたり、いらないものを省いていっています。ある種の覚悟をしたわけですが、そうなった瞬間にたくさんの写真のテーマが降ってきたんです。
そうやって撮りたいテーマがたくさんできると、撮れない瞬間があることは困ります。そうして「このカメラで撮れなきゃ意味がない」が「この瞬間を残せるならどんなカメラでもいい」へ完全に転換しました。
さぁ、以前とは全く違う僕の写真です。
毎日海を撮っています。被写体である故郷に恩返しすることが目標です。みなさんにもできるだけ早くお披露目したいです。まずはコンテスト活動などに挑戦していきます。サポートはその活動費に充てさせていただきます。