どタイプな歌手を見つけた話

僕はよくapple musicのステーションという機能を利用する。

ステーションとは、簡単に言うと「お前このバンド好きなん??じゃあ絶対こいつもすこやんけ〜!!!」という感じでapple musicが次々に再生してくれる機能である。

ある日、BREIMENに基づいたステーションを再生していると、穂ノ佳というアーティストの「あの種子」という曲に出会った。

正直、脳が痺れる感覚がした。

可愛らしく少女のような歌声とは対称に、歪んだギターと軽やかなピアノの調和が力強い、対比が非常に心地よい曲。(言語化下手くそだなぁもっと適当な表現があるはず、すいません)

君島大空の「火傷に雨」や長谷川白紙の「あなただけ」を聞いたときも同じく衝撃を受けたので、僕はジャズともポップスともオルタナティブとも言える、はたまた電子的でもある、まるでイヤホンの線が絡まって解けなくなるような「複雑性」が見られる曲が好きらしい。日食なつことか、中村佳穂とかね。

君島大空はこの「複雑性」のことを「コラージュ」と呼んでいるらしい(なんかのネット記事で読んだ)。上手いなあ、言語化。note書いてくれ。

話が逸れたが、この穂ノ佳というアーティスト。Twitterのフォロワーは1000人にも満たず、曲も2022年に発売された5曲しかない(apple music調べ)。

正直、何者???って感じである。

この曲をもって歌手活動をスタートしたと言うなら、とんだ化け物だなあと感じる。しかも作詞作曲。

一昨日にこの曲を見つけ、今日早速epを衝動買いしてしまった。

古参ヅラとか自己満とかではなく(ちょっとはあるけど)、彼女が自主制作したものを実際に手に取ってみたいと感じたからである。

僕は毎年、「今年の1枚」として気に入ったcdを買っていたのだが(2022年はBREIMENのFICTION、2021年はクボタカイの来光、2020年はVaundyのstrobo)、早速今年の枠を彼女に捧げてしまった。多分この調子だと今年は5枚くらい買いそうな気がする。

いや〜届くのが楽しみだ。東京で活動してるらしいので、是非東京に行く機会があればライブも見てみたい。

このnoteを見た人にも是非聴いてみて欲しいと思う。

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