購読しませんか?
シェア
今回もご存じ太田スタジオから。家族の絆を再確認しました。 下記のURLからご覧になれます。(限定公開)
今年の四月、私には初めての出版社、大和書房の女性編集者が訪ねて来られ、以前から私の書くものを知り、新作をお願いできないかと思っていた。それから続けた話にひとひざ乗り出した。 その方は今年早々にお母さんを亡くされ、通夜の夜、父と二人で線香番をしていると、父が珍しく昔話を始め、「中学校のとき、二年生で転校してきた太田和彦というのがいた」「3年になって、同じ高校に進学しないかと誘われた」と。
私の仕事場近くは九つの寺があり、様々な塀が長く続いて、散歩に気持ちが落ち着く。 (※ vol. 01 ~ vol. 05 までは無料で公開中 )
東海道居酒屋五十三次 / 小学館文庫 571円 季刊雑誌「文芸ポスト」の三年連載をもとにした一冊(2003年)の文庫化で、副題「よはなさけたびのいざかや」。十返舎一九「東海道中膝栗毛」を模し、筆者(太田和彦)、挿絵(村松誠)に女性編集者が加わった三人旅だ。こういう「旅もの」は、一人旅は内面的になり、二人旅だとべったり感が出るが、三人旅は司会役が加わることで内容が客観的になり、それが女性だと、なお話もふくらんでゆく。
オリンピックが終わった。興味がなく、そもそも開催反対の私はテレビをつけることもなかったが、たまたま家人が見ていた開会式は幼稚だった。会期中のテレビ放送は盛り上がったようだが、コロナ禍で、外出も、飲食も、観劇やライブコンサートもすべて消えた閉塞状況に、家でテレビを見るしかない中、唯一のライブだったからだろう。放送も新聞もそれ一色になったのは、じつに情けなかった。
前回「木更津編」で訪ねた、古い建物の西洋骨董「金田屋」は、よだれの出るものばかり。取材中でじっくり見る時間がなく、写真にだけおさめてきた。ぜひまた行きたい。 (※ vol. 01 ~ vol. 05 までは無料で公開中 )