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忘れない日 人生いろいろあるから 楽しく生きる

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右大腿義足×作業療法士×シーティング・コンサルタント×起業家×PTA会長×3児の父親のロボとーちゃんです。交通事故により、右脚を失いましたが、奇跡の出会いによって、唯一無二の存在…
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#新しい自分

忘れもしない日 ~人生のターニングポイントvol.11~ 自分の力で熊本に行きたい①

3月3日に初めて平行棒内の外に出ることが出来てからは、日記をつけるのをやめた。もう、書く必要がないと感じたから。 一般病棟から回復期病棟へ移ることとなった。 この回復期病棟は、以前はICUだったところで、色々な奇妙なうわさがあった。 私もそこで、不思議な体験をするが、また別の機会に。 平行棒の外を歩けるようになってからは、少し自信もつき始め、杖を使い病院内は歩けるようになってきた。 まず、最初の目標である『じーちゃんに会いに、病院の駐車場まで行く』をクリアするべく、ばー

忘れもしない日 ~人生のターニングポイントvol.10~ リハビリ② 平行棒の外へ

2月18日 『義足をつけてのリハビリ2日目。 なんとなく歩きのコツはつかめた』 と日記に書いているが、 この後、平行棒の外が大海原だということに気づく。 義足歩行練習は、切断してから早期に始める方が良い。 理由は、幻視(足があるような感覚があること)があるから、 歩く感覚が残っているうちに練習することが歩行獲得に繋がりやすいためである。 私も、右脚がある感覚はあるが、 脚がぐちゃぐちゃになってから、切断するまでに時間が空いてしまったこともあり、 幻視はあるが、どちらかと

忘れもしない日 ~人生のターニングポイントvol.9~ リハビリ①

切断して、まず、病棟内でのリハビリが開始されました。 通常であれば、下肢の障害に対しては、理学療法士さんが介入するのですが、 私の場合は、 義足の作業療法士の先生が担当として関わってくれました。私は、切断した当時、知識不足もあり、色々なことが出来なくったと思っていました。 特に車の運転です。 私が子どもの頃、家族で遠出をした際、父と母が交代で運転している姿に憧れを持っていました。 私も結婚したら、妻と運転を代わりながら遠出したいと思っていました。 でも、それが出