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【お金にまつわること】どのように資産運用リテラシーを身に付けるか

みなさんどうも、おたろすです。

最近は英会話レッスンに関する投稿ばかりでしたが、久々に「お金にまつわること」をとりあげたいと思います。

本投稿のきっかけ

お金をテーマにお話ししようと思ったのは、最近話題の竹花高貴氏に関する経歴詐称問題がきっかけです。

詳細は割愛しますが、簡単に説明すると、竹花氏は、「大手・有名企業出身」「年商数十億円の企業経営者」などの肩書きを武器に、自身が運営する会費制ビジネススクール「MUP」の会員数を拡大させていたものの、田端さんや青汁王子などの有名YouTuber・経営者と接点を持ったことをきっかけに経歴詐称疑惑が生じ、MUP受講生を含めて大炎上に発展した、という話です。分かりやすいので、青汁王子の動画を貼っておきます。

先に断っておきますが、私自身は、竹花氏のYouTube動画を数本見たことがある程度で、利害関係はありません。したがって、本投稿の中で、ことの真偽を問うたり、竹花氏やMUP受講生ら当事者本人を非難するつもりはありません。本件に少なからず関心を抱いたため、色々調べてみただけです。

さて、調査する中で、MUP受講生らしきクリエイターのNote投稿を数多く拝見しました。MUPの講義内容?を記事として投稿しているようで、マーケティング関連が多いですが、中には、投資に関するものも見られます。しかし、その内容があまりにも稚拙であり、資産運用の経験者として強い危機感を覚えたため、今日の記事を書こうと思いました。

MUP周辺からの投資に関する情報発信

私自身、特別優れた投資家というわけではありませんが、一応5年以上の資産運用経験があり、自らの経験から、資産運用において一番大切なのは、次のようなメンタル的な要素だと信じています。そして、「メンタル的な要素=資産運用の心得・リテラシー」と考えています。

〈資産運用におけるメンタル的要素〉
・投資において「絶対」「必ず」はあり得ないと認識すること
・自分が定めたルール・規律を守るとともに、結果に一喜一憂しないこと(ノイズに惑わされない)

一方で、MUP受講生の投稿内容や、竹花氏がYouTubeにアップした投資関連動画を拝見すると、次のような内容に終始しています。

〈MUPにおける投資講座の内容〉
・株とは何か(東インド会社が胡椒を・・・、IPOとは・・・、など)
・株式の指標について(EPS、PBR、PERなど)
・チャートの見方(ローソク、移動平均線、出来高のみ)

おたろす的問題提起

私は、学習の順位としては疑問を持ちますが、こうした項目を学ぶことの必要性や重要性自体を否定するつもりはありません。問題視しているのは、主に次の2点です。

〈おたろす的問題提起〉
1.Youtubeの動画の中で、「これを学べば確実に勝てる」という趣旨の発言があったこと

2.MUP受講生が、教材の内容をNoteにコピペ投稿しただけで、アウトプットした気になっているように見えること

問題提起1:「これを学べば確実に勝てる」という発言

これについては、メンタル面の重要性に関連して指摘したとおりです。資産運用に絶対はないので、こうした言葉を軽々しく使う人間のことは、あまり信用していません。経験のある人間ならば、「リスク・リワード比率が高い」などの表現を使うのではないでしょうか。

動画の冒頭では、「投資って聞くと詐欺だ何だと思う人もいるよね」「チャートっていかにも難しそうだよね」という発言があり、資産運用に関してまったく無知の人間をターゲットにしているように見えます。こうした人たちに対して、「絶対」「必ず」「○○でも分かる」のようなキャッチーな表現を使うことは、不適切であると感じました。

問題提起2:MUP受講生の学習姿勢

こちらは、私の主観によるところが大きく、受講生の方からは反論もあるかもしれません。ただ、感じたことを率直に申し上げると、他人に教えてもらった内容をそのまま拡散することは、板書をノートに書き写すのと本質的に何ら変わらず、それをアウトプット的な活動と捉えるのは、若者の学習姿勢としてあまりにも浅はかだと感じました(一応私も20代ですが)。

インプットする情報も決して質の高いものとは思えず、こうした状態を見て私は、garbage in garbage out(ゴミはゴミしか生まない)という言葉を想起しました。

まとめ(本題)

さて、背景説明と問題提起ばかりですが、タイトルの通り、一番重要なのは、「では、どのように資産運用リテラシーを会得し、甘い話から自分の身を守るのか」という点です。

私は、これには近道はなく、次のような態度や行動を意識して日々の生活を送るしかないと思っています。

〈態度面〉
・資産運用において「絶対」「必ず」は存在しないことを肝に銘じる。
・特定の教祖(投資系YouTuberなど)を信奉しない。
・お金の匂いが強い人
の投資話には注意する。
・(おまけ)喫茶店で見知らぬ人に話しかけられたら逃げる。
〈行動面〉
・毎日、新聞やニュースに触れて、数字や金額に対する感覚を養う。
・資産運用を始める際は、まず、長期投資と短期投資の違いを理解する。
・長期投資は、まとまった資金や個別に応援したい企業がない場合、投資信託やETFをベースとして分散積立を主軸とする。
・短期投資に手を出す場合、まずはリアルマネーを伴わないペーパートレーディング口座で練習する。リアル口座に移行する段階でも、最初はボリュームを抑えて徐々に取引量を増やす。
・パン・ローリング社のWizzardシリーズのような、ベーシックな教材を使ってきちんと基礎を身に付ける。

インターネットによる情報の民主化+プラットフォームの急速拡大に伴い、誰もが強い影響力を持ちうる時代になったわけですが、時にはこうした影響力から身を守る必要もあると思います。そして、そのために必要となるのがリテラシーの向上です。

私は特段強い発信力や影響力を持たない弱小クリエイターですが、それでも私の経験や意見が誰かのためになるならそれは良いことだと思うので、今後も機会があればこうした投稿をしていこうと思います。

それでは!

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