日記 2022.6.26


本日考えたこと。

人間の記憶は曖昧であるということについて、なんとなく書きます。

以前東京に住んでいたことがあり、若手芸人の舞台をちょくちょく見に行っていた。
当時好きだった方で今テレビで活躍されている方も結構いるのだが、
自分が舞台で見ていた時のことがまったく思い出せない。
この人は舞台で生を見たことがあったのだったか、
それともテレビで見たことがあるから生で見た気になっているのか…
とにかくよく思い出せない。思い浮かぶのはテレビで見た姿ばかりである。

そんな中、ピースの又吉さんが好きで、
又吉さんだけは生で見たことを覚えている。
舞台で一度、そして握手会で一度。
しかし、握手までしているのに細かいことは全く覚えていない。
だいぶ前の話なので仕方ない部分はあるが、
楽しかったことなのに容易に忘れてしまう。
残念だ。


人間の脳は、忘れてしまうのではなく思い出せないだけで、
すべての記憶は残っているという話を良く聞く。
いつか、任意の記憶を自分で引き出せるような日が来るのだろうか。
攻殻機動隊の世界のような。

最近スプリガンを読んでおり、
仮面にすべての記憶を移すという高度文明について、
「あの時代には体を捨てて意識のみになるという設定は良くあった」
とコメントされている方がいて、攻殻機動隊だなあと思った。
30年前くらいはそういうSFが流行ったということだが、
今も大体同じような話をしているような気がする。

考えてみれば、手塚先生・藤子先生あたりから、大筋の流れは変わっていないような気がする。

あんなに昔からそんなことを考えていたなんてすごい、となるのか、
我々の思考はあの頃から進化していない、となるのか。
捉え方次第ではある。
私はSFやファンタジーが好きだが、
海外文学にはとんと疎いので、
もしかしたら更に源流があるのかもしれない。
みなさん、お好きですね。


話が逸れてしまったが、
色々考えるのは楽しくて好きだな、と思った本日でした。

取り留めの無い話を読んで頂き、ありがとうございました。


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