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「ガンダム始まった」っていうの辞めよう

(『水星の魔女』14話より引用のエンドカード。イラスト担当はlackさん。引用元)

こんばんわ。深夜区トウカと申します。
今回の記事は2日前に14話が放送されたばかりの『水星の魔女』の話題…なのですが、今回はアニメ感想文ではなく問題提起のような記事になります。

ずばり私の問題提起とは
「ガンダム始まった」って言葉、多用しすぎじゃない?
というものです。

これは前期最終話の時も思ったことですが、みなさん衝撃的な展開が来た時に
「ガンダム始まった」「これガンダムだった」
といった言葉を使ってらっしゃいます。

もちろんそれがネタなことは伝わりますし、それがその人なりのショックを表す言葉なのは良くわかります。
だからこそ、もう一度言います。

使いすぎじゃないですか!?

○自分の感想の重要性を認識して!

私がわざわざこんな問題提起をしている理由は、多くの人が自分の感想の重要性を認識していないように思えてならないからです。

これは他のオリジナルアニメでもそうですが、『水星』はオリジナルの素晴らしさとして、結末を誰も知りません。

そして、もし結末を知っていたらたった一回の内容でTwitter全体が一喜一憂することもないでしょう。

考えてみるとこれはかなり凄いことです。
オリジナルアニメかつリアルタイムだからこそ形成される状況で間違いないでしょう。
ちょっとした感想も一週ごとの悲鳴も、これが原作ありの完結作品ではここまでのものにはなりません。

一度完結してしまえば絶対書けない、今この瞬間だけの感想を書ける。
未来は未確定で、憂うことも希望を見出すこともできる。

ネタバレなしで感想を書けるのは今だけなんです!
これを価値と呼ばずなんと呼ぶのでしょうか!


○憧れと経験から言う、「もったいない!」

さて、来週どんなことになるのか怯えながら感想を書けるということがどれだけ価値のある事なのかという個人的な価値観を紹介しました。
ここからは「私の憧れ・経験」という実例を持ち出して理論を補強していこうと思います。

まず、憧れです。
私の憧れとは、「リアルタイムでまどマギを観て感想を言ってた人達」に対するものです。

世代の問題で私はまどマギ放映中は全くその存在を知らず、しばらくしてニコニコ動画を経由してアニメの存在を知ってまどマギを観た口です。

そんな時、無性に羨ましく感じたのが「当時の反応」でした。
ここで他愛のない書き込みをしている人たちの一人に、私もなりたかった。そんな憧れを強く持っていました。

どんな些細なことでもいい。考察じゃなくていい。
でも、まどマギのネタバレを知らずにリアルタイムでやばいやばいと騒ぎたかった!!!

そんな気持ちです。
それが、憧れ。

次に、経験です。

近年完結した傑作漫画の一つに『進撃の巨人』があります。
この作品はアニメではなく漫画ですが、同じくリアルタイムでしか味わえない衝撃の連続と連載の楽しみを味合わせてくれるものでした。

そして、幸運なことに私は後半からは毎週まどマギのそれによく似た"騒ぎ"に参加できたのです。

そして感じたことは
「後世では語られない的外れな考察・後のエピソードで語られる矛盾に齧り付く様・ざわつく界隈」
の様子です。

見事に言い当てた考察や優れた批評は後世にもしっかり残るでしょう。
しかし、てんで的外れな考察や無意味に近いざわざわまでは後世には残りません。

そして、そのざわざわに参加することこそ今はもうできない格別の体験だったのです。

○「ガンダム始まった」ばっかりでいいの!?

そして、結論です。

あなた達の感想には凄い価値がある。
そして、その感想は今しか機能しない。
こんなざわざわを味わえるのは今だけしかない。

それを踏まえても、感想を「ガンダム始まった」の一言で済ませていいんですか!!!

先ほども言った通り、私は今しかないざわざわが大好きです。
そのざわざわというのは拡大してみれば私たち一人一人が起こした波のようなもので、辿っていけば必ず人がいます。

私は、誰かの言葉じゃなくてあなたの言葉が、感想が聞きたいのです!

だから!自分の言葉で感想を書いてみませんか!

「○○が死んで辛い…」
でも
「怒涛の展開が熱い!」
でも
「この衝撃をまた来週も味あわされると思うとこええ!」
でもいいんです。

私は、みなさんの自分だけの言葉が、感想が聞きたいのです!!!

Twitterでもnoteでもいいんです。
書いてみませんか、感想!!!


○あとがき

ということで、問題提起でした。
個人的には「そうだこれ学園ものじゃなくてガンダムなんだ…」みたいなネタはかなり好きです!

ただ、そればかりでは寂しいですし、全ての作品でそうですがオリジナルアニメのオチ前感想というのはそれだけで価値のあるものなのでもっと色んな言葉が聞きたい…というところから端を発して執筆に及びました。
決して「ガンダム始まった」ネタが嫌いなわけではないんです。

とにかく、やはりオリジナルアニメを追っていくのは最高ですね!!!
インターネットでの喧騒に混ざるのも含めて唯一無二の体験ができると思っています。

そのためにはまずはアニメを見なくては…!!!


お読みいただきありがとうございました!



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