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熊本文学を水都で歌う

熊本は自然もよく、街もよく、文学もいい。

熊本のよい自然とは、阿蘇であったり、天草であったり、恐竜の化石の産地の御船町であったり。

熊本のよい街とは、熊本城下の上通り下通りであったり、肥薩おれんじ鉄道の通る八代市であったり、温泉のある山鹿市であったり。

熊本のよい文学とは、熊本のよい自然とよい街をかの文豪が書いた小説だったり、『アルテリ』だったり、もしくは、謎の洞窟「とんからりん」の研究書だったり。

それ以外にも、動植物、人物、虫、酒、建築物、挙げだしたら切りがない熊本のよいものの数々をどうにかこうにかまとめあげ、一つ、愛する熊本の幻想的博物誌を作りたい。
これが私の熊本文学になる。湧水の国の文学は、水都に暮らしている間にしか書けないだろう。流れる水は違っても、いつも故郷を思い出させてくれるのは、この雑多で多色で多食な水都でしかない。

しかしやっぱり人間は期限というものがないと難しいので、9月の祭事に合わせて何とかやり遂げようと思う。
あの故郷の懐かしい飾り馬の祭りがある9月に。

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