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東京都在住の一児の父。 自称バリトンギタリストとして趣味の活動を行なっている。(本職…

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東京都在住の一児の父。 自称バリトンギタリストとして趣味の活動を行なっている。(本職はただの会社員) その他、登山、キャンプ、ロードレーサー、クルマといった趣味を通して、思いついたことを備忘録的にノートに綴っていきたいと思う。

最近の記事

#4 ルールと許容について

12月の初め、自転車乗りにとっては、どういうレイヤリングで走りに行くか悩ましい時期である。 一見寒いが、厚着は走り出すと汗ばんでしまう。 ちょっと遅めの午前10時に自宅を出発し、東京の西の外れ、神奈川の相模との境界に位置する和田峠を目指した。 峠には表と裏があり、陰陽の如く、北斜面は寒く、南斜面は日があたり暖かく、景色も良い。 この和田峠は、表である北斜面は中々の勾配で、景色も頂上付近に一瞬八王子を見渡せるところがあるが、基本的に鬱蒼とした山の中をひたすら苦行する峠道

    • #3 追憶的なサイクリング

      紅葉がピークを越えたあたりの平日に、空は快晴、どうしようもないくらいのサイクリング日和である。 またしてもこの多摩西部地区からペダルを踏み出してしまったのだった。 私が高校生の頃、一人で暇つぶしといえば知らない街に行ってみることだった。 今日と同じような秋頃、昭和レトロな街、青梅方面にGIANTのマウンテンバイクで行った時のこと、妙なトンネルを発見したのだった。 そこは、羽村市小作から、多摩川を南に渡った滝山街道の、本線から一つ外れた、人通りの少ない薄気味悪いトンネル

      • #2 一人自転車旅について

        遡ること2021年10月8日。 東京に強めの地震がきた夜の次の日のこと 35年前に製造されたコガミヤタsuper winnerに乗って、20時間330kmの一人自転車旅にでた。 というのも、そういう気持ちに駆り立てたのは「男たちは北へ(風間一輝:早川書房)」である。 一人自転車旅というものは、自分の想像とは裏腹に思いがけないことの出会いの連続が醍醐味である。 そして、孤独の中にも、どこかで人と繋がりを感じる稀有な遊びである。 そういう自転車旅は、中々覚悟が必要だし

        • #1 普遍的なサイクリング

          2021年11月末の普遍的なサイクリング。 午前10時。 冬の空気といえど、日差しが強く、秋らしい日。 ピナレロガリレオに乗って、多摩川サイクリングロードを南多摩まで遡る。 サイクリングロードは、相変わらずの混みようで、ランナーや他のロードレーサーとトラブルにならないように細心の注意を払う必要がある。 南多摩から是正橋を渡り、尾根幹まで斜面を駆け上る。 向陽台にはコメダ珈琲があり、大学生の頃、実家の車に乗ってよく通っていた。 尾根幹を走るときは、他のロードレ

        #4 ルールと許容について