雨の日は決まってこうなる。

雨が好きと言う人間は決まって濡れるのを嫌がって、嫌いなものだと言いたくない屁理屈脳が発達した大馬鹿だろうと思う

生真面目な家庭内の教育もあり傘を持たされては使わずとも必ず家に持ち帰り、家から持って出た荷物を忘れようものなら鬼の形相で怒りをぶつけ理解の出来ないまま成長し、気がつけば人を遠ざけるようになり。今は何故か人に好かれるような「にん」のようなものを備えてしまった。
人が好きでは無いが人の話す時の表情や声の抑揚が好きなので会話を好む、相手の伝えてたい事を理解した(つもり)ような表情や反応で的確に打ち返しやすいところへ返す。だんだんと熱を帯びながら中身のない話が最高潮に達すると、こちらの言いたい事を一気に脳へ流し込む。相手は自分が言ったことよりも言われたことばかりを覚えているものだ。
そんな人の習慣を逆手に取れば商談は上手くいくもの。売る商品さえあればいくらでも売るのにな。なんて考えながら今日も2時間、喉のつっかえくらいは取れただろうがまた直ぐに引き起こして連絡してくるさ。時が来たら全てが噛み合い、雪解け、雪崩のように全てを持っていく。甘ーい時間が見えている。

さて、嫌な季節がやってきた「梅雨」だ。
湿度の高いこの国が嫌いだ、汗は背中を通り寝起きは苦しくて、冷房に負けると頭が重い。

「雨に歌えば」なんて名曲があるように、誰もからも嫌われている雨じゃない 

恵みの雨だと思われることもある。

かくいうわたしは雨が降るとただただこう思うのだ

ダルっ、傘あったっけ? 
靴はこれは履けないな、服これ着れないし

雨は、好きになれない。

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