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「スポーツ・学び・仕事・食」が共存するスタジアム

大阪長居公園内にあるヨドコウ桜スタジアム
スポーツ・学び・仕事・食」が共存した多様性豊かなスタジアムです。

■ヨドコウ桜スタジアム

 名称は「ヨドコウ桜スタジアム」。2021年4月に完成したサッカー専用スタジアム。ホームスタジアムとしているセレッソ大阪のチームカラー「桜色」がとても鮮やか。長居陸上競技場に隣接しており観客席は24,000席。4方向に独立したスタンドがあり3面に屋根が付いている。
 大阪梅田駅から御堂筋線で乗車20分で長居駅に到着。駅から徒歩9分。御堂筋線なんば駅からだと乗車10分。天王寺駅からだと乗車4分で到着と利便性のよいロケーションにあります。

スタジアム入場口に向かう途中から大型ビジョンが見える
バックスタンドから見たスタジアム

■取材日はJリーグ開催

 取材当日はセレッソ大阪のJ1リーグ公式戦が開催されていた。雨上がりで気温が低く難しいコンディションの中でしたが、そこはさすがプロ。ナイスプレー!ナイスゲーム!でした。試合中は観客の心が躍りスタジアムの雰囲気も盛り上がります。スタジアムは生活の中にスポーツ環境が共存する豊かさを感じる空間でした。

Jリーグ公式戦
桜色に染まるサポータ席

■ヨドコウ桜スタジアムで働こう!学ぼう!

スタジアムの公式HPには、「ヨドコウ桜スタジアムで働こう!学ぼう!」と掲載があり、次の設備や教室などが整備され、多様な活動がおこなえるようになっています。
・仕事、会議、商談ができるコワーキングスペース(仕事)
・英会話、プログラミング、書道などが学べる教室(学び)
・ダンス、卓球、バドミントンなどのスポーツ教室(学び)
・家族、友人とビュッフェパーティーができるラウンジ(食)

 その他にもスタジアムウェディングやスタジアムフォトなどもおこなうことができます。まさに仕事・スポーツ・文化活動が共存するスタジアムです。

スタンドとピッチを見下ろすラウンジ
コワーキングスペースとして利用できます

■長居公園(NAGAI PARK)

ヨドコウ桜スタジアムは長居公園(大阪)にあります。公園内には多様な施設が数多く整備されています。
・ヨドコウ桜スタジアム
・ヤンマースタジアム長居(長居陸上競技場)
・長居運動場(軟式野球やゲートボールなど)
・テニスコート
・相撲場
・プール
・スケートボードパーク
・植物園
・こども広場
・カフェやBBQ施設 など

 長居公園は本格的なスポーツイベントと文化活動が共存する豊かな生活環境を兼ね備えた空間でした。

長居公園マップ

■スポーツ・学び・仕事・食が共存

ヨドコウ桜スタジアム。Jリーグの試合時は多くの人が集い、各種教室やコワーキングスペース、パーティ会場など多様な環境を提供する素敵な場所でした。そして、ヨドコウ桜スタジアムが存在する長居公園は、本格的なスポーツイベントと文化活動が共存する豊かな生活環境を兼ね備えた空間でした。

■今号までに関西の4つのスタジアムを紹介してきました。
・ノエビアスタジアム神戸:「スタジアムに人が集う街」
・サンガスタジアム by KYOCERA:「スタジアムを核とした街づくり」
・パナソニックスタジアム吹田:「みんなでつくった日本初のスタジアム」
・ヨドコウ桜スタジアム:「スポーツ・学び・仕事・食の共存」
 
 いずれもビジョンを持ったスタジアムでした。
■Jリーグ30周年にあたる2023年。全国各地で新しいスタジアムの建設や計画が進んでいます。石川でも新たな金沢市民サッカー場(金沢スタジアム)を建設中です。身近にスポーツがある環境で生活に豊かさを提供するスタジアム。日本にも「生活空間にスタジアムが共存するスポーツ文化」が根付き始めているように感じます。
(取材/大田 均)

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