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DJインタビュー「衣、食、住、DJ」連載開始!vol.1 katafuta(BURGER STAND haveagoodtime.)

オタイレコード、noteにて新インタビュー企画始動!


皆さん初めまして!「アナログレコード、DJ機材、作曲機材専門店 OTAIRECORD(オタイレコード)」スタッフの荒井と申します!
今回、オタイレコードの企画として全国で活躍中のDJの中で、普段はファッション、飲食、アートなど、ほかの分野でも活躍する方をお招きしてインタビューを行う事となりました!

このインタビュー記事を通して読者の方がDJに対して、より身近に感じてもらうことができれば光栄です

このインタビュー企画の第一弾として、名古屋市鶴舞にある人気ハンバーガーショップ「BURGER STAND haveagoodtime.」のオーナーであり、DJとしても長年活動されているkatafutaさんに取材を行いました!

今回、大須にあるDJ機材店「LEBEN(レーベン) by OTAIRECORD」
にて取材を行いました。

~「BURGER STAND haveagoodtime.」について~

名古屋市にある人気ハンバーガーショップ「BURGER STAND haveagoodtime.」
11:30-LO14:30 18:00-LO21:30(金、土LO22:30) [日、祝 11:30-LO16:30 ]


荒井(以下A):まず本業の「BURGER STAND haveagoodtime.」についてお伺いしていきたいと思います。katafutaさんがハンバーガー屋さんを始めたきっかけはなんですか?

katafuta(以下K):自分が好きな食べ物で飲食店を始めたかったのと、自分を中心にやりたいことをやれる場所、例えばお店にDJブースを設けてDJをしてもらうなど、そういったことができる空間が作りたくて始めました。
 
A:なるほど。katafutaさんは元々、三重で活動されていたとお伺いしましたが、名古屋でオープンし、拠点を移そうと思ったきっかけとかありますか?
 
K:三重に住んではいたけど、元々16歳くらいから名古屋でDJを始めて、県境に住んでいたから、三重とか名古屋とかあんまり気にしていなくて、三重県でも活動をしていたし名古屋でも活動していいたから、そこまで場所っていうこだわりはなかったですね。もちろん、三重県でも物件も探していたけど、今は縁があって名古屋になったって感じです。
 
A:そうだったんですね。
 
K:もし四日市とかにもピンとくる場所があれば四日市でやっていたかも。
 
A :現在、BURGER STAND haveagoodtime.が鶴舞にOPENして4年目になりますが、経営をされている中でやりがいや、喜びを感じる部分はどこにありますか?

K:良くも悪くも、全部自分に返ってくるっていうのがすごいわかりやすくて。それでいいこともあれば悪いこともあるけど。それって普通に会社員だとわからないから、今こうして個人でやっていてわかるものもあるし、遊びでやったことが仕事に繋がったりもするし、遊びだった部分が仕事になっていくみたいなこともある。
 
A:katafutaさん視点で、それは良いこととして捉えられていますか?
 
K:自分の価値観ではいいことですね。
 
A:では、BURGER STAND haveagoodtime.の今後の展望についてお聞かせください。
 
K:とりあえず現状はこのままだけど、やっぱりもっと音楽の方に寄せたお店をやっていきたいなという気持ちもあるから、ゆくゆくはもうちょっと大きいお店にして、DJさんが常にいるとか、遊びに来やすい環境がある飲食店みたいなのを作れたらいいなと思います。
 
A:とても素敵ですね!BURGER STAND haveagoodtime.は毎年ゲストDJを招いた周年のパーティーを行われていますが、そういったクラブイベントとかも今後増やしていきたいとお考えですか?
 
K:そうですね。今年も今、計画していることがあって、イベントの企画は仕事かって言われると分からないけど、今後も続けていきたいなと思っています。

A: 楽しみにしています!

~DJについて~


 A:では、ここからはDJの質問をもう少し深掘っていきたいと思います。 katafutaさんがそもそもDJを始められたきっかけは覚えておりますか?
 
K:16歳の時に興味があって機材を買ったのが始まりですね。
 
A:かなり若い頃から始められていたんですね。
では、DJの変歴、現在に至るまでのジャンルの遍歴をお教えください。
 
K:元々なんだろう、中学生の頃はHIPHOP、高校の頃はロックも聴いていたし、ジャズ、ブレイクビーツ、エレクトロニカといって四つ打ち、アンビエント、IDMっていう(笑)
あんまりジャンルを気にせずにどんどん深掘りしていくようになっていて、「結局どれもかっこいいやん」ってなりましたね。だから全然、J-POPで誘われたらJ-POPでもやるし、ベースで誘われたらベースもやりますね。
けど、一番多かったのは自分もビートの制作とかをしていたから、そういう関係のイベントに出ることが多かったです。そこからお店を始めるタイミングでDJをお休みしていたけど、お店を始めて2年目くらいの時に久しぶりにDJを誘われて、またちょっとDJ楽しいなと感じて、現在に至るという感じですかね。

~ビートグランプリについて~


A:では、ご自身でもされていたビート制作の関連として、以前ビートグランプリファイナルに出場し、2016年と2017年のファイナリストになった当時の感想についてもお伺いしていきたいです。
 
※ビートグランプリ…全国からビートメイカーを名古屋に招集し、自主制作した楽曲を一曲ずつ掛け合う、1on1 のバトル形式で勝敗を競うリアルイベントとして人気を博し、今まで多くの著名なビートメイカーを輩出してきた大会。昨年までコロナウイルスの影響によりオンラインでの開催となっていたが、今年度からリアル開催の復活が決定した。

ビートグランプリファイナルに出場したときの
katafutaさんの当時の写真

K:ビートを作っている人ってけっこう家にこもりがちで、実際に外に出て、作っている人同士でコミュニケーションを取る機会も少ないから、ビートグランプリをきっかけで知り合えた方もすごい多くて、それで制作の情報共有もできたし、もっとレベルを上げないといけないなと思ったし、すごい刺激にもなりました。
 
A:2020年から2022年まで、コロナウイルスの影響でオンライン開催となっていたビートグランプリですが、今年度からリアルでの開催が復活します。
そのことについてはどうお考えですか?

 
K:遊びに行く側としてもすごい楽しみですね。実際に出た中で有名になった方も多いし、少なからずビートグランプリの影響があるのかなとは思う。
誰でもエントリーできるし、ビートを作っている方はぜひ出た方がいいんじゃないかなと思います。本当にいいきっかけになると思うし。そこからキャリアを始めていくのも全然アリだと思う。やっぱり聴いてもらってなんぼだし、クラブとかで大きい音で流して自分のアラに気づくこともあるし、いい部分と悪い部分が見えてくるから。
 
A:ありがとうございます。
 ではビート制作やDJをしていて良かったなと感じる瞬間はありますか?
 
K:やっぱり、自分が流した曲で盛り上がれば楽しいし、今だったらそれこそ、J-POPのイベントとかも結構増えたから、地元で共感できなかった音楽が今になって同世代の人と共感できることはすごく嬉しいですね。
 
A:では、現在拠点とされている名古屋のクラブシーン、DJシーンについてどういう印象をお持ちですか?
 
K:ぼくは最近は毎週遊びに行って、という感じじゃないし、そんなに深く入り込んでるわけではないけど、昔に比べてDJのハードルはすごい下がっているし、クラブでDJをやるっていうことも、やろうと思えばすぐできるのかなと思うから、遊びに来やすい環境には昔よりなっているのかなと思います。昔はもうちょっとクラブが特別な場所だったけど、うちのお店みたいな飲食店やバーなどでDJをやるとかもそうだし、DJという存在が遠い存在から、ちょっと近い存在になっているのかなと思います。ジャンルの壁も昔よりはなくなってきていいるから、オールミックスというか、昔より幅が広いDJが多い気がします。
今はサブスクが便利だから若い子が10年前、20年前の曲を普通に知っていたりするのはすごいなと思う。だけどそこからもうちょっと深掘りしてほしいとは思います。10年前、20年前もアーティストの有名な1曲を知っているだけとか、それはすごくもったいないから、もうちょっとアルバムで聴くとかそこの繋がりで聴くとか、そこまで掘ったらより楽しいんじゃないかなとぼくは思います。
 
A:ではDJをこれから始めていきたいという方に、一言お願いします!
 
K:とりあえず、機材を買ったらいいんじゃないですかね(笑)
今はコントローラーとパソコンがあればDJができちゃう時代だから、昔の「ターンテーブル買って〜レコード買って〜」よりもお金の面でもハードルが低くなっていると思います。
曲もパソコンで視聴してから1曲単位で買えるし、すごいカジュアルにDJを始められる時代だから、そんなに身構えずにやりたいならまず機材とか買っちゃえばいいんじゃないかな。自分で何買えばいいか分からないなら、分かる人に聞けばいいだけだから、こうやって機材が置いてあるお店(取材を行っている名古屋市大須にあるDJ機材専門店 LEBEN by OTAIRECORD)もあるし、そういう場所に来てお店の人に聞くなり、実際に触らせてもらうなりしたら、より理解が深められると思うから、ネットで買うのも簡単だけど、実際にお店行って触るっていうのもいいんじゃないかなと思うかな


~OTAIRECORDについて~

「アナログレコード、DJ機材、作曲機材専門店 OTAIRECORD」
DJ機材、アナログレコード販売を行っており、中でもホームページによる通信販売を中心としている。

A:では、オタレコについての質問をいくつかしていきたいと思います。
katafutaさんはこれまで何度もOTAIRECORDでDJ機材を購入していただいていますが、初めて機材を買ったきっかけって覚えておりますでしょうか?
 
K:きっかけって、当時何年前ですかね。16だから18、19年前か。
12万くらいのセットを通販で買ったかな。その頃からネットでDJ機材を調べると、一番上の方に来るし、名古屋だし、あと当時BBSみたいなやつがあったんですよね。要は掲示板みたいなオタレコのホームページの中にあって、そこでスタッフと交流ができてみたいな。
 
A::では、今日取材を行っている「LEBEN by OTAIRECORD」についてはどういった印象を持ちですか?
 
K:僕もくるのは三度目くらいなんですけど、久しぶりに来てこうやってコントローラーがたくさんあって、実際に触って教えてもらって、っていうのができるお店だから、それこそ若い子とかはどんどん来たほうがいいんじゃないかと思います。
ネットで見ているだけじゃわからないものがあるし、例えばDJ機材にはボタンがたくさんついているけど、「これ何に使うんですか?」って聞けばお店の人は絶対教えてくれるだろうし、そこで買わなかったとしても、実際触ってみるっていうのはいいことだと思います。
他にDJ機材を売っている楽器屋さんはあるけど、楽器屋さんの人ってそこまでDJ機材のことを分かってなかったりするけど、ここは働いている方がみんなDJをやられているから、商品知識というか機材の知識がより専門性に特化しているのかなと思うし、そこはやっぱ強みなんじゃないかなと思います。


DJ通信販売専門店「OTAIRECORD」による実店舗「LEBEN(レーベン) by OTAIRECORD」
営業時間 / 12:00-20:00 定休日 / 水曜・木曜

 A:では、今後LEBENやオタレコで、お客様としてこんなことあったらいいなみたいなことはありますか? 

K:ここでイベントやればいいんじゃないですか?(笑)やっぱり、まだここに足を運ぶっていうのはハードル高いと思っている人も多いのかもしれない。

 A:ありがとうございます。では、最後に一言お願いしてもいいですか?

 K:お店にも食べに来てほしいし、DJを始めたい人は分からないことがあれば、全然答えるし相談してもらえたらありがたいです。普段は家でDJしている人も、人に聞いてもらって反応があるとまた違ったりするから、やる機会がないとかだったら全然うちのお店でやってもらっていいし、いつでもお待ちしています。

 A:ありがとうございます!質問は以上となります。お忙しいところお時間いただきありがとうございました。



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