UNIPAの小テスト機能とエクセルを使って出欠データをUNIPAに登録する方法

はじめに

本務校向けです。UNIPAをLMSに使用している他大学でも利用できるかもしれません。基本、手作業です。やがて、同じ発想を元にプログラムなどを書いてくださる方が現れるかもしれません。

課題

さまざまな理由で、オンライン授業になっても出席をとらなくてはなりません。出席を成績評価の対象にしない(してはいけない? )としてもです。

対面時代は、(新聞記事でも話題になりましたが)ICカードになっている学生証を使って「ピ! 」をしてもらうだけで、自動でデータベースに出席情報が登録されていました。しかしこれはオンラインでは使用できません(授業ごとにコードを示して出欠をとるLMSもあります。非常勤先はこれでした。いまや、こちらのほうが良くなってしまいました)。

なんらかの対策をしなければ、数百人規模の講義授業などで、毎回、学生の出席状況リストを作成し、それを元にUNIPAに教員がログインし、手作業でポチポチひとりずつ出欠を入力しなければならなくなります。他にもやらないことが山積しているのに、眼精疲労、腱鞘炎を発症します。

対策

対策です。次のような流れです。

UNIPAは出席管理データをCSVファイル(テキストベースの表計算用ファイル。エクセルで読み込み編集できます)から読み込むことができます(詳しくはUNIPAマニュアル教員向けを読んでください)。

CSVファイルには出席データの値を入れる列があります。出席の値は「0」です。ここに注目します。

UNIPAの小テスト機能を使って、「どう答えても結果が0点になるテスト」をつくり、期限を設定して学生に答えさせます。こんな感じです。

問題1 次の問題に答えなさい。
 出席した □(注:□にチェックを入れさせ、提出させる。配点は0点)

小テストの結果リストもCSVファイルに出力できます。テスト結果を毎回、CSVファイルで書き出し、出欠一括登録用に出力したCSVの「出欠 列」に流し込めば、「0」は「出席」の値になるのでエレガントです。このCSVファイルを出席管理に読み込めば出席登録が完了する(はずです。まだこの機能が年度初めでアンロックされていないので試せていません)。


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