新しい習慣を身につけるために。

俺は物心ついた時から体が柔らかかったことがない。

中学校から本格的に野球を始めて、
けがをしないためにストレッチをするようになった。

それ以来、毎日風呂上りもしくは寝る前の時間で、
ストレッチをする習慣を続けている。

でも柔らかくなったためしがない。

俺は今年で35歳だから、
ざっくり20年以上はストレッチを続けていることになる。

それでも体が柔らかくならないのは、
・やりかたが間違っている
・ストレッチにかける時間が短い
のどちらかだと思われる。

そんなこともっと早く気づいて改善するのが当然のような気もするが、
これについては、特に疑いもなくやってきてしまった
自業自得の結果だと言わざるを得ない。

もともとストレッチを始めたきっかけは、
当時の野球部の練習がきつすぎたことによる
筋肉痛を少しでもやわらげるためだ。

ただ、ストレッチをしてもそれが次の日になっても
筋肉痛が直ることはないくらいハードワークだったので、
そのストレッチが効いていたかどうかはわからない。

それでもストレッチをしていないと、
いまよりもっと筋肉痛がひどくなると思うと、
やらないという選択肢はなくなる。

それがきっかけで毎日続けることになるわけだが、
正しいストレッチかどうかはわからないまま、
とにかく同じメニューを続けた。

次第にその習慣は当たり前のように
日々のルーティーンに組み込まれ、
すっかり野球をやらなくなった社会人になってからも続いた。

習慣にできるということは素晴らしいことだ。
でも体はいっこうにやわらかくならない。

これはよくない。
いい加減よくない。

35歳春、やっとそれに気づいた。

どうせ同じ時間ストレッチをするなら
意味のある時間にしたい。

そしてそれで心や体が整うなら、
効果的なストレッチをしたいものだ。

そう思って今年はストレッチに対して真剣に向き合うことにした。

まず決めたことは
これまでやっていた各ストレッチにかける時間を2倍にすること。

これまでやっていた時間が
1つのストレッチに対して20秒だったのを40秒にした。

もしこれで効果がなかったら
体が柔らかくならない原因は、時間ではなく、
やり方に問題があるとわかると思ったからだ。

そして毎日それを絶対にやるために、
習慣トラッカーというものをとりいれた。

これは、習慣化したいものごとを縦軸でリスト化し、
横軸のカレンダーで日々やったかどうかをチェックしていくシステムだ。

これを3月15日から始めていて、
今日で23日目。

そのうちストレッチは13日できたにチェックがついているから、
13割る23で56%やっていることになる。

これまでストレッチにかけていた時間が倍になり、
それによって他の時間が減ってしまうことで、
やる気が失せてストレッチをやらない日もあった。

でもこれをやらないと気持ち悪い…と思えるくらいまで
習慣化させるには、とにかく続けることが重要だ。

まずはストレッチを毎日続けること。
そして柔らかくならない原因を探って、
よりよいやり方を見つけていくというチャレンジをする。

最終的にはそれを習慣化させて
いまよりいい自分をつくること。

それが今の自分のモチベーションだ。


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