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地元出身のご夫婦が営む新店舗「鉄板焼きShane」(水門通り商店街振興組合)

アットホームな鉄板料理

鉄板焼きShaneは2020年11月22日にオープンした家族で営む大衆鉄板焼き居酒屋。雑色駅を降り、水門通り商店街を歩いて2分のところにある。ステーキをはじめとした創作鉄板料理を大衆価格で楽しめるお店だ。店内はアットホームな雰囲気をコンセプトにしており、女性だけでも気軽に食事ができる。

店主を務める雅昭さんは大田区糀谷生まれの元サラリーマン。同じ大田区立出雲中学出身の同級生だという奥さまの幸江さんと2人でお店を切り盛りしている。大学生になる娘さんがお店を手伝ってくれることもあるという。

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「紫園」から「shane」へ

なぜサラリーマンを辞め、お店を始めたのかを尋ねると「実は母がもともと蒲田で飲食業をやっていたんです。母が亡くなったと同時にお店を閉めてしまったことをとても後悔して。何かやればよかったなって。親が一生懸命やっていた飲食店に対して急に、沸々とやりたいなていう思いが湧いてきたんですよね」と話してくれた。

考えを行動に移す難しさがある中で、思いを思いのままで終わらせなかったのは、小さな頃からお母さんが一生懸命働く姿を一番近くで見ていたからなのではないかと思った。

店名の「shane」(しぇーん)も以前お母さんがやっていたお店「紫園(しえん)」からきているそうだ。1953年に公開された映画「Shane」のセリフの「come back shane」という言葉とも掛け合わせ、「お客さんは帰ってくる」という願いも込めたという。

店名からもお母さんとそのお店「紫園」のことを想っていることが伝わってくる。地元でも有名だった「紫園」の常連さんも、雅昭さんがお店を開店したことを喜んでくれているという。

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いい気持ちでお客さんに過ごしてもらう

また、サラリーマンから料理人になるのはとても苦労したと語っていた。開店前の雅昭さんは料理の経験がなかったため、友人のお店に修行にいったのだという。そこでは怒られることが多い毎日で、年下から注意も受けることもあった。

しかし、その経験は料理だけではなく、お客さんとの接し方からグリストの掃除の仕方まで、全てが役に立っているという。

お店をやる上で、一番にしていることを尋ねてみると「他の鉄板焼き屋にはない雰囲気を出したい。値段は大衆価格なんですが、いわゆる昔の居酒屋さんではなく、女性や家族連れの方にも来てもらえるような。安いんだけども、いい気持ちでお客さんに過ごしていただくことをものすごく考えてます」と話してくれた。

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例えば、机の上にあるポップカードには手書きでメッセージが書かれていたり、ご予約のお客様には名前付きで感謝が添えられていたりする。些細なことかもしれないが、そのカードからは来てくれたお客さんを大切にしていることが、とても伝わってきた。そのような素敵な気配りが、お店に優しい柔らかな印象を持たせているように感じた。

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『大衆鉄板焼居酒屋 Shane』
大田区東六郷2-14-8
03-6428-6694
15:00~24:00
水曜定休

2020年11月22日に新規オープンしました。
当店のコンセプトは、鉄板創作料理を大衆価格でお召し上がり頂きたい「大衆居酒屋スタイル」です。ビールや焼酎,ハイボールの他にカクテル等,女性でも安心してご来店頂ける様スタッフ一同お待ちしております。

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