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ふぐ屋として地元に貢献する「ふぐ おお田」(水門通り商店街振興組合)

地元に愛されて17年

水門通りから一本路地に入ったところにあるのは、昨年17年目を迎えたふぐ料理を扱う居酒屋「ふぐ おお田」。母・恵子さんが社長、息子・賢吾さんが板長として開店当初から2人でお店を切り盛りしている。ふぐのコース料理から一品料理まであり、ふぐ刺しはもちろん、どの魚料理も毎朝豊洲に仕入れに行っているため、どれも新鮮で絶品だ。

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もともとサラリーマンとして働いていたという賢吾さん。なぜ、ここにお店を出そうと思ったのかを伺うと、地元で何かしたいという思いがあったのがはじまりだったという。当時知り合いだったふぐ料理屋さんに弟子入り。3年ほど修行した後、実家を改装してお店を始めた。

修行を始めた当初は、料理もしたことがないくらいの素人で、リンゴ1つも上手に剥けなかったそうだ。そんな賢吾さんが続けてこられたのは、責任感と地域の人の支えだったという。お客さんは地元の人が多く、古くからの知り合いなども多く来店するようだ。そのためか、お店の入り口には車椅子の方でも来れるようにスロープがついている。そん配慮の中に地元の人々を大切にしていることが伝わってくる。

街の頼れるお兄ちゃん

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古くからの知り合いが多い地域密着型のこのお店。アルバイトも紹介制で、代々地元の中学の野球チームの卒業生たちがやっているそうだ。信頼関係で成り立っているため、履歴書などはない。アルバイトを終えた学生がお店の事務所や座敷で集まってなかなか家に帰らないこともあるんだとか。学生達の第二の故郷のような居心地の良さがあり、賢吾さんは学生達の相談や話し相手にもなっているという。

17年もお店をやっていると、今までアルバイトで来ていた子たちが大人になり、会社の人や家族を連れてやってくることもあるそうだ。また、最初にお店にきた頃は小さかった子どもの成長を見れるのも喜びのひとつであるという。

賢吾さんはこの地域だからこそ地元愛でお店を長く続けることが出来たと語っていた。そのような人の縁を感じらるの、は長年地域に寄り添って営業しているからこそなのだと感じた。

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『ふぐ おお田』
大田区東六郷2-9-3
03-3738-1397
16:00〜22:00
水曜定休

毎日豊洲に仕入れに行き、ふぐを初め新鮮な魚を提供しております!

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