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何かを学びたい人が身につけるべきたったひとつのスキル|独学大全

今回読んでいる本はこちら▼

本書『独学大全』の第2部に来て、ようやく何を学べばよいのか?という疑問にぶち当たる。第1部では、せっせと志を立て、動機付けを磨き、継続のための習慣化の方法を知った。さあ、何を学ぼうか。

知りたいこと、学びたいことを発見するには、調査が必要だ。これから学ぶ上で最も必要となるもの、それが【調べもののスキルとノウハウ】だ。

調べものは、あなた個人としてではなく、人類としてどれだけの知識を有しているかを参照する技術であり、社会としての認識を下支えする知的基盤である。
功利的に言うなら、千のノウハウ書と引き換えにしても、アカデミック・スキルズの一部をなす調査技術を身に付けることはおつりが来る。なぜなら、この技術は、必要なノウハウをいくらでも、かき集めることができるメタ・ノウハウでもあるからだ。
(pp206-207)

世の中は知識でできている。あなたが使っているスマートフォンも、車も、ビルも、すべて、人類の知識が積み上がって、先人の誰かが発明し、その結果誰もが使うようになった物たちである。先人の知識を借りなければ、現代の私たちはお米さえ作れない。
このような人類の知識の蓄積が統合されたものを学び、活用することを、ニュートンは「巨人の肩に乗る」と表現した。素敵な表現だ。

世の中は知識でできている、逆を言えば、世の中は知識で溢れているので、その大海原から自分が知りたいと思うものを見つけ出さなければならない。
もちろん、闇雲では見つかりそうもない。ここで調べもののスキルとノウハウが必要になる。

知りたいと思うものを、知識と情報の洪水の中から確実に導き出す。そして釣り上げた情報の良し悪しを吟味する。
これが身につけば、巨人の肩に乗るエレベーターに乗ったようなものだ。

今日読んだのはこちらの第2部の冒頭▼



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