今回の円安がもたらす影響

円安のメリット・デメリット
円安において、本来輸出企業の業績は良くなることが多い。
ドルベースで輸出の際に入ってくる輸出金額が高くなるからだ。
逆に輸入企業はコストが高まり業績が悪化する。
日経新聞にも今回の円安では円安効果を下げる3つの要因によってデメリットの方が大きく、GDPを押し下げる危険性もあると記されている。

インバウンド効果


円安時は日本の物価が安くなるため外国人は日本での消費が多くなるメリットがある。
コロナ禍前には中国人の「爆買い」が流行ったようにインバウンド効果の中でも中国人の影響は大きかったが、都市封鎖やゼロコロナ政策を行う中国への期待は低く、1日の入国者も限られている。

資源価格の高騰・ウクライナ侵攻


資源価格の高騰やロシアウクライナ問題の先行き不透明によって企業の設備投資が減少している。本来円安によって海外収益の円換算値が膨らむはずだが、設備投資に慎重な企業が増えている。

輸出企業の減少


輸出企業にとって円安は追い風となるが、海外に事業所や工場を移してる企業が多く、為替の影響を受けていないケースが多い。


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