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新聞業界の恐るべき政治力と、その無意味な使われ方

8月10日の「公共放送WG」には民放連と新聞協会がオブザーバーとして参加していた。これまでにも両団体は何度も参加していたが、WGではあまり積極的に耳を傾けていたとは言えなかったと思う。ところが10日のWGでは打って変わって、特に新聞協会の発言機会が多かったし、有識者のみなさんもいちいち「・・・と考えますが、新聞協会様はいかがでしょう」と協会に意見を求めていた。WG全体が新聞協会に気を使いまくっているように見えた。
これについては前回の記事でも「新聞協会側が形勢逆転を狙って動き、それが功を奏したのではと想像している」と書いた。
この協会側の動きについて情報を多少得たので書き記しておきたい。念の為言っておくと、新聞協会の動きは合法的なもので何ら咎められるようなことはない。ここで書くのは告発が意図ではなく、あまりの動きの良さと強さに感服してしまったからだと理解してもらいたい。


有識者へのアプローチと会議進行の振り付け

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