見出し画像

行動変革活動とアクションラーニング手法を組み合わせたプロジェクトメンバーの能力向上の提案

こんにちは、秋山です。
さて今日は、論文読んでみたシリーズ、アクションラーニングです。

“ 行 動 変革活 動 ” と “ア ク シ ョ ン ラーニ ン グ手 法 ”を 組 み合 わ せ た プ ロ ジ ェ ク トメ ン バ の 能 力 向 上 の 提 案
北條 武 、 平松 省 史 

本論文は、プロジェクトメンバーのヒューマンスキル向上のために、アクションラーニングを取り入れた際の効果を研究しています。結果、気になりますね、さっそくいってみよう〜!

プロジェクトを遂行するだけでは、スキルは上がらない

プロジェクトを遂行するためには、必要なメンバーをアサインし、そのスキルを上げることが必要です。ここでいうスキルには2種類あり、専門スキルと業界や職種に関係のないヒューマンスキルです。

一般的にプロジェクト遂行時は、前者の専門スキルにフォーカスが当たり、後者のヒューマンスキルについては注目されません。その理由は、以下の通りです。

・プロジェクトは一時的な集まりで、長期的な目線でヒューマンスキルを高めようとコミットする人が不在していること
・また、それを考慮するほどの時間や人材的余裕がないこと

スキルアップには、自ら目標を立てることが大事

仕事力を上げる方法として、未熟な人は上司や周囲からのサポートによってモチベーションを上げたり教えてもらうことでスキルアップが望めますが、一定の経験を得た人は自ら目標を立て、納得した形で修練することが必要です。そこで求められるのが、ヒューマンスキルの行動変革です。

本研究では、各人が行動変革目標を立てた場合とアクションラーニングを通じて目標を立てた場合で比較し、その後の改善活動にどんな差が生まれるのか調べました。

アクションラーニングを通じて立てた目標は、行動されやすい

研究では、二名の人にクリティカルシンキング向上に関する目標を設定してもらった。

目標達成に向けたアクションが行ったかどうかを主観で答えてもらったのが以下の通り。評価方法は1-5点で評価した。

行動変革が見られる目標とそうでない目標に分けることができた。アクションラーニングでは、行動変容が起きなかった目標に対して、目標の再定義を行い、それによって行動に変化が見られたかを観察した。

アクションラーニング前に比べて、行動変化が起きていることがわかる。

つまり、アクションラーニングが行動変化を引き起こす契機になったことが示された。

個人的感想

今日はアクションラーニングの基礎講座1日目だった。
今まで論文や書籍で読んできたアクションラーニングが、講師の語りによって点と点がつながり、文脈として理解することができて、とてもスッキリした1日だった。

また、聞いてもらうこと・他の人の脳みそをつかうことのパワフルさを実感した。最近は一人で仕事をすることが多く、話す人は基本クライアントなので、同じ目線で壁打ちできる人がいなくて、もんもんとすることが多かったけれど、聞いてもらえてすごく嬉しかった。

また、コンサルテーションする中で、ユースオブセルフができてなかったことを痛感した。問題やクライアントの心情に目がいくばかりで、自分が介入することでどんな影響を及ぼしているのか自覚的になれていなかったし、自分の感情や感じているプレッシャーに蓋をしていたことに気がついた。

成果をださなければ、変容を生み出さなくては、と孤軍奮闘していたが、問題は一緒に解決するものだよな、とおもえたのはアクションラーニングのおかげだ。

もっと自分の感情や思いをクライアントに伝えていくことを大切にしたい。

以上!

P.S
NHKオンデマンドを契約して、大河ドラマを見まくっている。
まずは、西郷どん。泣ける….

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?