【詩】 花色のおと
ゆうべはうちの娘たちが失礼しました
ボーイフレンドの春の嵐くんと散々やらかしたらしくて
貴方の傘に
貴女のスプリングコートの肩に
フレッシャーズの新品のカバンに
こっそり忍び込んでいないかしら
車のワイパーにはさまれに行く子もいれば
アスファルトでふざけまわって
遠くに運ばれる子もいる
水たまりを覗きに行く子は
空を見たいから
透明な蜘蛛の巣にたどりついた子は
蝶々になったつもり
運送屋さんの荷物にちょこんとついて
家に入りこむ子もいる
たぶんその子も配達してるつもり
ああそうそう
側溝の向こうに推しがいるらしくて
わらわらと押し寄せてやしないかしら
毎年ごめんなさいね
どうぞ竹箒さん、
お手柔らかにたのみます
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それではこれにて。ありがとうございました!
(ライラン33日目)
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