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呪いの文句”悪いようにはしない”

ごきげんよう、おすみです。

手前味噌になりますが、昨日おすみがTwitterに投稿したものがプチバズりを起こしています。

”悪いようにはしない”

数年前、おすみはとある工場に派遣社員として働いていた時に社長が年末の挨拶でその言葉を言われました。

実際その後、業務上の必要量以上の仕事を押し付け続けられたおすみは心身ともにバランスを崩してしまい数か月の休職期間を経て退職しました。

いわゆるパワハラです。

その言葉は、年末の大掃除が終わり社長が従業員全員に寿司折を配った直後に言われました。
寿司と言うごちそうを目の前におすみは社長の術中にハマってしまっていたのです。
もはや詐欺と言っても過言ではありません。

過去の事をグチグチと振り返るのはこの辺に止め、”悪いようにはしない”の言葉の意味を改めて紐解いてみます。

『悪いようにはしないから…』
の言葉の後に大抵の場合つけ足される言葉は、『…頼むよ』と言う嘆願的文言です。
『悪いようにはしないから、頼むよ』
これを言い換えると、こうなります。

『行く行くあなたに不利益が及ぶようなことはしないから、今は俺の言う事をお願いだから聞いてよ』

そしてこの言葉、その時点で言われた方は相手を信じ切ってしまうとんでもない魔力を秘めています。
なぜなら悪いようにはしない=よくしてくれるという錯覚を起こすからです。

しかもこの言葉を言う人の多くは自分より立場が下の人に向けて発することが目上の人や本当に対等な立場の人に発する場合より圧倒的に多く、実際マウントを取るときの第一声で多用されます。

(もしもこの言葉を上司に言おうもんなら、『お前、何様だ』と反感を買う事になるでしょう)

言われた方は自分の立場を考えた結果、この人には逆らえないという諦めに近い結論を出してしまいます。

もちろん言った方は相手がそういう考えに至ることも想定の範囲内の事で、あとは弱みに付け込みどんな無理難題も押し付けてきます。

もしも、『悪いようにはしないから…』と言われたら…

と言われないことに越したことはありませんが、言われた時はどう対処すればよいのか。

おすみが考える最善策は、一旦引き取ることです。

真実は一つとは限りません。
その話が本当に自分に不利益にならないのか?
だけどこの人はただカッコつけてその言葉を誤用しているだけで、本当に自分に不利益にならないむしろビッグチャンスの可能性も考えられなくはありません。

まずは落ち着いて精査することが必要だと思います。
『わかりました』
と一呼吸置き、
『今後にも係わってくるので一旦家族に相談させてください』
『知り合いにその筋の詳しい人がいるので、その方に一度相談するまで時間をください』

でいいのです。
理由は何であれ、その場の咄嗟の判断で結論を出し急ぐことだけは後悔の念も強くなるので絶対にしない方がいいです。

最終的に結論を出すのはグイグイと言葉巧みに迫りくる相手でも相談した第三者でもありません。

自分自身です。

どこかで妥協点も必要ですが、できる限り自分自身が理想とする結論に着地できるように、まずは日ごろから自分自身を信じられる心を準備しておきたいところです。

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