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【洋書多読】The Great Gatsby [Oxford bookworms series]を読みました!(170冊目)

Oxford Bookwormsシリーズの『The Great Gatsby』を読み終わりました。

実は170冊目にして初めて外国のGraded Readersを読みました。

CEFR B2レベルの『The Great Gatsby』

Graded Readersは、外国の出版社が主に英語学習者に向けて書いているもので、学習者の英語力に合わせて多彩な読み物が用意されているのが特徴です。

「Oxford Bookworms」はイギリスのOxford出版が出しているシリーズで、『古典、現代フィクション、ノンフィクション、戯曲などの分野で260を超えるストーリーをご用意しています』とのこと(下記リンク先参照)

7段階にレベル分けされていて、一番下は「Starter」から上は「Level6」。かなり幅広い層の英語学習者向けのコンテンツが揃っていると言えそうです。

僕が今回手にとったThe Great Gatsbyはレベル5に分類されていました。CEFRでいうとB2レベル、英検だと準一級と上記のサイトに掲載されています。

上記HPから引用

英単語はそんなに難しいと感じるものはありませんでしたが、やはり表現がちょっと複雑というか、文学として成立しそうな感じの文章も散見されたので、大人でも十分楽しめる英語だと思いました。

英米文学への入り口

Penguin ReadersやMacmillan Readersなどの他のGraded Readersシリーズは読んだことがないのでわからないけれど、Oxford出版のそれは「やがて英米文学を原書で読んでもらえるように」という意図で編集・出版されているそうです。
去年お世話になった「NPO多言語多読」さんの講座で先生がそうおっしゃっていました。

確かにラインナップを見ていても、今回のフィッツジェラルドはもとより、チャールズ・ティケンズ、オスカー・ワイルド、ジャック・ロンドンに至るまで、英米の名だたる文豪の作品がRewrite版(使用する文字数を制限して書かれた簡易版)として出版されているので、ちょっとワクワクしてきます。

簡易版とは言え、なかなかなどれません。文字数は今回僕が読んだ『The Great Gatsby』があるLevel 5で23445 wordsといいますから、下手な児童書を読むよりも遥かにボリュームがあります。

英語もおそらくはネイティブが書いているものと思われます。Graded Readersの英語はしばしばネイティブから「抑揚がなくてつまらない」と言われたりするようで、確かにそれはOxford Bookworms版の『The Great Gatsby』でも感じないわけではなかったけど、個人的には不満は全然ありません。

むしろ(本屋で色々立ち読みしてみた感じですが)CEFR B2辺りのレベルまで来ると、文法事項に関する制限もだいぶなさそうなので、ぱっとみた感じ意味が取るのが難しい文章に出くわしたりします。例えば

It was what lay in wait for Gatsby, what foul dust followed on the heels of his dreams that, for a while, ended my interest in the failed sorrows and short-lived joys of men.

(『The Great Gatsby』Oxford Bookworms )

とかです。

併せて購入した『Dr Jeykill and Mr Hyde』(ジキル博士とハイド氏)や、Penguin Readersの『1984』など、しばらくはGraded Readersを色々と読み比べながら楽しんでいこうかな、と思っています。

Oxford Reading Club会員登録してコードを取得すれば読み放題!月額990円〜

Graded Readersを手に取ろうと思ったときに問題になるのは、一冊がこんなに薄いのに(笑)一冊900円とかする!というものです。

これがシリーズ200冊以上あるんだから、近くに洋書を扱っている図書館でもない限り、一般人にはちょっと手が出せそうにないな…という気がします。

が、ご安心ください。Oxford出版が運営するサイト『Oxford Reading Club』でアカウントを作成して月額990円〜の購読料を払えば、この「Oxford Bookworms』シリーズ全作が無料で読めるんです。

上記のサイトで会員登録をしたあと、下記の別サイトでコードを購入することで、ライブラリ内の洋書が読み放題となります。

Oxford Reading Clubがいいなと思うのは、世界中の英語学習者が手に取るというイギリスの国語の教科書である『Oxford Reading Tree』も定額で読み放題になることです。これは個人的には結構アツいと思っています。

さらにさらに、こちらの「Oxford Reading Club」は、文字だけでなく音声も聞けますし、スマホやタブレットなどでも閲覧・視聴が可能になるアプリもあるので、子供さんと一緒に楽しむとかもできそうです。

僕は今はサブスクを停止しているけど、今後本格的にOBWを多読に取り入れていくなら再開してもいいかな?と思えました。

幸い「読みたい本がない!」という状況に、ボク個人は今まで陥ったことはないですが、多読ビギナーの方とか、次何読んでいいかわからない!みたいな方にはうってつけのオプションの一つになりそうなOxford Bookwormsシリーズ。

活用したいものです!


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