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【洋書多読】Originals(234冊目)

Originals by Adam Grant
 
総語数: 77,262 words by Wordcounters
 開始日:2023年10月17日
 読了日:2023年10月29日
 多読総語数:9,404,084 words

Adam Grantの『Originals』を読了しました。

Adam grantといえば、こちらのTEDトークが英語学習者にとっては有名なのではないでしょうか?

僕も昔、まだシャドウイングの学習効果を信じていたときは、よく彼のスピーチを使って練習していたものです。

恥ずかしながら、実は本書『Originals』を読むまで、この本の著者がこの有名なTEDトークの登壇者だ、ということに全く気づいていませんでした。

が、読みすすめるうちに「これどっかで聞いたことある話だなぁ」と思い始め、改めてネットを検索したところ、こちらのTEDトークがヒットしたというわけです。

内容はとっても面白いです。英語もシンプルで読みやすい!

そんなわけなので、内容に関しては上のリンク先のテッドをご参照いただければと思います。本書のエッセンスは基本的にそちらに詰まっているので。

ただ、かなりかいつまんで乱暴にあえて要約させていただくと、独創的な人って、意外と我々のような一般人とあまり変わらないですよ、というのが本書の主題です。

そのことを、膨大な実証データと本人の博識、及び経験から説き起こしてくれるのがこの『Originals』というわけです。

それを踏まえた上で、じゃあ僕たちのような凡人がどうやって独創性を発揮して生きていくことができるか?について書いてくれているんですから、これはかなり面白そうですよね?

で、実際めちゃくちゃ面白かったです。

英語もシンプルでとても読みやすいです。こういうアメリカの自己啓発・自己実現系の本って意外と英語がわかりやすいんです。というか、日本人の英語学習者が好んで手に取りそうな学習参考書を使って学習することで獲得できる語彙・表現が豊富なんですね。

だから、洋書の多読の一つの醍醐味でもある「ネイティブのナチュラルな日常表現に触れる」のはちょっと期待しにくいですが、「ネイティブがネイティブに向けて書いた英文を大量に読んで英語脳を鍛える」という多読の最大の効用は十分期待できると思います。

内容も、意識高い系の人にとってはめちゃくちゃ興味深いものですし。内容が面白いと思える本を選ぶ、というのは多読の大切な条件ですからね。

多読はしたい、でも子供が読むような児童書はちょっと…という、多読をやりたいけどいまいち一歩踏み出せないでいる多くの潜在的タドキストの方にまずおすすめしたい一冊です。

TOEIC700点台、英検準一級以上の方ならあまり苦もなく読めると思います。

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