ペットが亡くなった時の後悔

後悔が辛すぎるとき、自分を責めてしまう時。楽になりたいとき。そんな時は第三者の冷静な意見が役に立つかもしれません。
私からの意見を書かせて頂きます。

愛があるから後悔する

そもそも愛が無ければ後悔しないのです。
後悔は愛から生まれていると分かると、自分の愛の深さが分かると思います。
ペットさんは日常、そんな深い愛に包まれていたのです。
ペットは愛を受け取る力が凄いです。それはそれは暖かい愛に包まれて幸せだった事でしょう。

もしも?

もし、あの時ああしていれば、こうしていれば今も助かっていたかもしれない。
そんな後悔もありますね。
後悔する人は、ペットがどんな亡くなり方をしても後悔します。
あの時病院へ行ったら今も元気で居れたかも。
それは本当ですか?通院、検査、お薬。どれもペットのストレスですよ。
人間でも理想はピンピンころりで亡くなりたいとよく聞きます。ひょっとして、ぺっとは理想通りに亡くなったかもしれませんね。

何度も病院へ行ってつらい思いをさせた。
それは本当ですか?
病院へ行き優しく扱ってもらい、飼い主の手厚い看護、介護。
身体が動かなくても、飼い主の愛情を一身にあびてどれだけ幸せだったでしょう。
24時間看護。それは病気にならないと手に入らなかったかも知れない。ペットはその濃密な甘い時間を望んでいたかも知れない。
苦いお薬よりも、長く生きる事を選んだかもしれない。

結局、病院へ行って治療しても、しなくても後悔する人はどんな状況でも後悔するのです。

逆の立場だったらどうでしょうか

話せないペットの代わりに、もし自分ならと常に考えて行動したのではないでしょうか。
その判断を後悔という形で否定すると、自分の考えを否定する事になり非常に辛いですね。

あなたは、ペットの為に全幅の愛を込めて考えたのです。
どうすればうちの仔が幸せになるのかを。
その考えを後悔と言う形で否定しないでください。
自分の愛に不信感を抱かないでください。

いつだってペットは飼い主に全幅の信頼を寄せ、愛を伝えています。
ペットさん達がお手本です。

そもそも

あなたには寿命を長くしたり、短くする力があるのですか?
そんなに影響力があるのですか?
それは絶対ですか?
医療を受けなくても、良いご飯を食べなくても長生きする仔は長生きします。
どんなに健康に気を付けていても早く亡くなる仔は亡くなってしまいます。

結局、生も死も私たちの手の届かない場所にあります。
何をどうしたって亡くなる仔は亡くなるし、私たちもいつかは必ず亡くなります。

「なにかしていたら長生きしたかも。」
それは私には傲慢な言葉に思えてならないのです。

自分に期待したけど、出来ない自分にガッカリして自分を責める。
それは非常に悪循環に思えます。
それよりも、ああ、自分には出来なかったんだ。
受け入れる強さが必要です。

そもそも、なーんも出来ないのです。
私もなーんも出来ないのです。
でも、長生きしてほしくて悪あがきするのです。

でも悪あがきもいいよね。
不安からくる悪あがきだけど、それも愛を伝える手段かもしれない。
何もしないで受け入れるのも愛。何か行動するのも愛。
ぜーんぶ愛。
この世は愛で出来ている。
自分の愛の深さを認めよう。

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