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星のゆくへ

雨の匂いとアルコールに浸された
日々のカタチ
月明かり 照らされた手が
銀の光を放つ

永遠を閉じ込めていた
あたたかな繭の中へ
柔らかく突き刺した羽ひろげ
飛び立つ背中

外れない仮面を素顔と呼んだ
ハリボテを伝う涙
君の抜け殻を抱えて歩いた 午前2時

夜明けまで二人きり
星のゆくへを 追いかけた
街角に点した灯を繫いだ 星座の窓辺

鏡の中へと問いかけていた
「顔のない君は誰だ」
僕の抜け殻をあわてて探した 夢の中

はじめからあの月と
星は出逢えることはない
もし君を見つけなければ
何も知らずにいれたのに

誰にもバレずに覗いてみると
昔の二人に会える そんな気がして


夢ならこのまま覚めないでいて
優しく嘘を吐いて
近づく足音 時計の針は戻せない

夜明けまで一人きり 
星のゆくへを 追いかけた
街角に点した灯を繫いだ 星座の窓辺

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