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Q

海岸に寄せて返す波に 身体をよじった
森を抜けて春の風に攫われていった
海を走る電車 水飛沫をあげて
君の街まで

僕らは幾度も繰り返し転げて笑った
突き出したでっぱりにふたりでよじ登れば
次の瞬間に飛び出して

ハレの日は美しく 埃立ち 光射す
日常はケがれなく 青いまま
時々は忙しなく 生活は恙無く
脈を打つ 君の鼓動

それはそれは不思議なチカラ纏っていた
僕のそばでいつまでも横たわったまま
優しく包みこむ 君の手で脱皮した
飛べる どこまでも

次の瞬間に飛び出して

ハレの日は美しく 埃立ち 光射す
日常はケがれなく 青いまま
時々は忙しなく 生活は恙無く
脈を打つ 君の鼓動

終わりまで 君のもの

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