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株主制度設立のお知らせ
おさーんです
はじめてnoteを書きます。
先月(2019年5月)で私がはるさん日和に加入してから1年が経ちました。
1年というと結構な期間に思えますが、本人の感覚だとすごく早く過ぎていったなという感覚です。
まずは、この1年の間、たくさんのご依頼を頂いたり、サロンに来ていただいたり、Twitterをフォローしていただいたり、講習会に来ていただいたり、明に暗にサポートしていただいた皆様には心から感謝申し上げます。
本当にありがとうございます。
2018年の3月にはるさんからスカウトを受けたときの私の返答が「集客に全く自信がありません」ということでした。
それが、現在おおよそ1ヶ月~1ヶ月半待ちの状態にまでなったのは、偏にご依頼をいただける皆様のおかげです。
そして、ありがたいことに、サロンや講習会の開催、加えて、はるさん日和におけるスカウトの役割まではるさんから任せていただけるようになりました。
しかし、課題も見えてきました。
Twitterのフォロワー数は、緩やかにしか伸びず、依頼枠は埋めていただけるものの、イベントの集客で苦労し、「まだまだだな」と痛感することが多くあります。
もちろん、課題解決のための本質は、私が私の魅力を高めていくということではあるのですが、愚直にそれだけをやっているだけでは、自分が納得できるレベルで上記の課題を解決するには時間がかかりすぎるなと思いました。
ではどうしたらよいのだろうかと考えました。
結論から申し上げると、
「おさーんを中心としたコミュニティを作り、そこに入ってくれた人にはおさーんの広告塔になってもらう」
というものです。
そしてそのコミュニティの名称およびコミュニティに入ってくれた人のことを「株主(かぶぬし)」と呼ぶことにしました。
なぜ、そう考えたのか。
少し長くなりますが、以下で説明します。
現状および自己を分析をした結果、私は所謂「キャズム」を越えようとする段階にあるのかなと考えました。
キャズムとは経営理論やマーケティング理論に日頃あまり接する機会のない方々には不案内な言葉だと思いますが、要は「新しい商品やサービスが市場に出ていくときに、新しいものに対して積極的に興味を示す層と、ある程度その商品やサービスが世に広まってからでないと興味を示さない層があり、その2つの層の間には深い溝が存在し、その溝を”キャズム”と呼び、このキャズムを超えることが、商品やサービスが世に広まっていく為に必要である」ということです(超ざっくり説明しています。詳しく知りたい人はググってください。)
そしてキャズムの前と後では客層が異なっており、キャズムの前の層では「他の人が使用しているかどうか」ということよりも、「自分の役に立つかどうか、革新的かどうか」が重視され、キャズムの後の層では「他の人も使っているという安心感があるかどうか(自分が使用しても失敗しないか)」が重視されます。
私の考えでは、はるさんはこのキャズムを越えており「みんなが使用しているサービス」というある種の安心感を獲得し、お客さんがひっきりなしに来るのだと考えています(これを「信用」という言葉で言い換えることもできます)。
翻って、私が今までTwitterで行ってきたことを考えると、「自分はこういうことが出来ますよ、こういう人間ですよ」ということを磨き、それを開示していくということをやってきました。
手前味噌ですが、それなりに愚直にやってきたという自負もあります。
質問箱はもうすぐ回答数が2,000になるくらいまで積み上がり(ご質問いただいた方々ありがとうございます)、編集に時間がかかる動画のアップロードももうすぐ100個になります(出ていただいた皆様ありがとうございます)。
おさーんがどんな考えを持っている人間で(質問箱や文字ツイート)、どんなこと(提供されるサービス)をする人間なのか(動画)をみなさんに開示することで、それを見たみなさんが、「おさーんって面白そうだ」とか「質問箱の回答が良い感じ」とか「動画の女性ようになってみたい」と思っていただき、依頼に繋がっていったわけです。
こう考えると、私が今までしてきたことは、キャズムの前において適切となる手法であったと分析することができます。
つまり、「他の人も使ってるよ」を主眼とするのではなく、「私はこんな人間ですよ」ということをメインに開示していったことによって、「自分の役に立つかどうか」を重視する傾向がある「キャズムの前」の客層にはそのコンテンツを魅力と感じていただいたわけです。
ここで逆のことを考えて、「自分はこんな人間ですよ」という本質的な部分の開示ではなく、「他の人も使っているよ」ということを初期段階から全面に押し出してアピールしていた場合はどうだったでしょうか。
おそらく、「中身が無い(ように見える)商品やサービスには、たとえ口コミが多くとも、誰も依頼しない」ということになると思います。
もちろん、世の中にはステマとか、嘘の口コミにひっかかる人は一定数いるので、依頼はゼロではないかもしれませんが。
それに、このパターンだと「中身についての開示がないものを、口コミだけで売ろうとする」ことになり、個人的にはこの売り方は好みません。
商品やサービスの価値に優位性を持たせた上でしっかりと開示し、お客さんに「この価値は自分に必要だ」と理解していただいた上で、その商品やサービスを買っていただきたいということは、はるさん日和の仕事に限らず、常に思っていることです。
(そうでない売り方をしている人をディスっているわけではありませんし善悪の話もしていません。だまされたと思って買ってみたら本当によかったということもたくさんあるので、あくまでも私の価値観の問題です。)
話を戻します。
キャズムという溝があり、その前と後では、客層が異なるという話をしました。
そして今までおさーんがしてきたこと(おさーんという人間の開示)は、キャズムの前にいる人にとってありがたいことに「魅力的だ」と感じていただけるものでした。
けどそれだけではキャズムの後にいる人にとっては依頼に踏み切ることにはなりにくいんですよね。
その人たちにとっては、「自分にとって有益であるかどうか」という観点は勿論ですが、「みんなが使っている」という安心感が大切なわけです。
「女性がネットを介して異性と会ってお金を払ってスケベなことをする」という字面を見るとわかるように、なかなかにパンチの利いたことをしようとするわけですからある意味当然といえば当然かもしれません。
おさーんに足りていないものはここだと思います。
勿論、今までも「おさーんレビュー」がありますし、「レビューを読んで依頼を決意しました」というお客さんも数多くいます。
その意味でおさーんレビューを書いて頂いた方々にはとても感謝しています。
そしてその有用性を疑うものでも、それが損なわれることもありません。
しかも複数回レビューを書いて頂いた方もいらっしゃって、継続して経過を見れるということの重要さを体現していただいた方もおられます。
ただ、基本的には、レビューは私のツイートとして載せさせていただくことが多く、「誰が書いたか」ということも明記しないことがほとんどです。
(もちろんありがたいことにご自身のツイートで書いて頂いている方もおられます)
よって今後は、「顔が見える人がおさーんのことを語る」という事実の積み重ねが必要であり、そのために、継続的に私とのことについて書いてくれたり、宣伝してくれたりするコミュニティ制度が必要であると考えた次第です。
(ここでいう「顔が見える」は比喩表現です。実際に顔出しをしてもらうわけではありません。)
そしてその手法が有効であるということは、カメちゃん(@_camesanday)が私の絵を継続して描いて頂くことで証明してくれました。
私のお客さんのほぼ全員がカメちゃんが書いた私の絵を見て、顔出ししていない私の外見および人柄のイメージを作った上で依頼をしてくれています。
これは、本当にありがたかったですし、とても助けになったと考えています。なので今回、彼女にお願いをして株主になってもらいました。
ここで、察しが良い人は「話はわかったけどなんでわざわざコミュニティにする必要があるの?レビューとかにTwitterのアカウントをタグ付けすればいいだけじゃないの?」という疑問が出てくると思います。
コミュニティを立ち上げる理由は、「コミュニティの中にいる人を継続的にお客さんに認識してもらうことで、”誰が書いたか”に加えて、”どんな人が書いているのか”もわかるようにしたいから」です
加えて、コミュニティに入ってくれて私の広告塔になっていただく方に、私は様々なサポートを提供しています。
そのサポートは、その人それぞれの悩みや希望に合わせたものになっています。(居場所であったり、自立をするサポートであったり、自己表現の場であったり、生きにくさをなんとかしたいであったり、過去のトラウマと決別したいであったり、お金を稼ぐ場であったり様々です)
そしてその結果として、サポートを受けた人はどのように変化してくのか、変化しないのか(変化が善という前提ではないです)を、開示できる人には出してもらいたいと思っています。
皆さんにそれを見ていただくことで、今、私に足りていない「みんなが利用している安心感」を補完していただくとともに、自分に置き換えたときにどうだろうと考えるきっかけにしていただいたり、依頼をしたらどんな風になるのか、ということを想像していただいたり、また、可能であれば、共感をしていただけるようになってもらえたら嬉しいなと思います。
当たり前のことですが、「私はこういう人間である」「私はこういう考えである」「私はこういうことが提供できる」といったような、おさーんの本質的な部分の研鑽や開示を止めるわけではありません。
従来の私からの情報発信に加えて株主制度による「顔が見える他者の声」が加わります。
なお、誤解しないでいただきたいのは、これまで私にご依頼をしていただいているみなさんに対して、サービスダウンがあるとか、関わり合いが減るとか、レビューは不要だ、とかいうことでは全くありませんので、その点についてはご心配、誤解なきようお願いします。
ちなみに今回、「株主」になっていただく方々に対しても、特に新しいことを提供しているわけでもありません。
「求められ、頼られたことに応じて、こちらも出来るだけのことを返す」ということをしているだけです。
というのも、いままではこの過程って見えなかったんですよね。
なので、「株主」というコミュニティを作り、そこに入ってくれた株主を認識してもらい、おさーんからではなく、株主自身からの発信により、おさーんが依頼者とどんな関わり合いをしているのか、という「動画や画像だけでは見えない部分」についても知ってもらい、皆さんのきっかけにしていただければと思っています。
「株主」というネーミングについてですが、所謂「おさーんの囲いの女の子達」みたいな雰囲気が出るものは避けたいと思っていました。
たとえば、「奴隷」とか「おさーんガールズ」とか「娘」とかみたいなやつです。
この種のネーミングは、主語が男性なんですよね。
男性からみた「奴隷」、男性から見た「ガールズ」、男性から見た「娘」みたいなものですが、こんな風に並べると、何となく法則性がわかってくるのではと思いますし、こういったネーミングに嫌悪感や違和感を覚える方はその理由がわかると思います。
この仕事は女性がいないと成り立たない仕事です。なので、その女性を「下」に見るようなネーミングは、そもそもの設立の趣旨からも外れますし、私の価値観からも外れます。
そういう意味では、はるさんの「乳母」という名称はいいなと思いました。乳母は「育てる人」という意味を持つので、乳母という言葉は「はるさんを育てる人」ということになり、女性目線の名称なんですよね。女性上位な名称とも言えると思います。
しかし、はるさんが乳母という名称を使用してそれなりの年月が経っており、「乳母→はるさん」という連想が容易なくらいだということと、同じ名称というものはどうか、という考えもあり、乳母をそのまま使うつもりはありませんでした。
加えて、「女性性」というものも出来るだけ消したかったんですよね。
今回株主になっていただいたみなさんは全員女性ですが、今後も増やす予定ですし、そしてその性別は女性に限定していません。男性の株主もあっていいと思っていますし、株主になってくれた男性がその後、はるさん日和で働くことになってもいいと思います。
以上の点を踏まえると、株主という名称は、おさーんより株主の方が偉いというイメージを持たせることができ、かつ、男性名詞、女性名詞どちらにも寄らず、中性的なイメージがある言葉なのではないかと考えられ、それがコミュニティの名称として選択した理由です。
そして、株主価値向上の為に私は一生懸命働くわけです。
今回、5人の株主には、私から声をかけ、私からお願いをして株主になっていただきました(月額課金制でもありません)。
「なぜ私が選ばれなかったのか」という方もおられるかもしれません。
「こんなコミュニティをつくるなんておさーんも変わってしまったな...」みたいに思われる方もいらっしゃるかもしれません。
お客さんからの批判や疑問にはお答えしますので、直接連絡ください(質問箱では一般的なことしか答えません)。
もう一度言いますが、株主は今後も増やす予定です。
株主制度を設立しただけで、キャズムを越えられるとは思っていませんし、そんな甘いものではないと思っています。
しかしながら、株主制度を通じて、みなさんが気づきを得て、少しでもよりよい方向に進めるようなきっかけになることについては疑っておりません。
おさーんはこれからも、変化、進化を続けていきたいと思っていますし、その結果としてより磨かれたおさーんにご依頼をいただくことによって、皆さんが得られるもののクオリティも、より高めて行ければと考えております。
変化というものは恐れる対象ともなり得ますが、楽しむ対象ともなり得ます。
私と一緒に楽しんでいただければ幸いです。
今後ともどうぞご愛顧のほどよろしくお願いいたします。
以上、株主制度の設立についてのお知らせでした。
おさーん
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