コスパ偏重主義者が買ってよかったロードバイクグッズ③ライト TOWILD DLite1500
ロードバイク通勤している者にとって、ロードバイクの次に必要不可欠なもの。それが「ライト」である。
そして、ロードバイク通勤用ライトには、ママチャリに付いているようなライトでは到底満たすことのできない、高い要求水準を求めたい。
ロードバイク通勤者のライト要求水準
① 夜の河川敷(街灯一つなし)を時速30㎞以上で走行可能な明るさ(600ルーメン以上)
夜の河川敷は真暗闇。そんな中を30㎞/h以上で走行するためには、最低でも600ルーメンは必要。
特に通勤路の入間川サイクリングロードは、幅員が2ⅿ程。両側からの藪にサイクリングロードが時にオカサレテしまう。
そして夜になると、河川敷に住まう猫やらタヌキやらが、この藪から飛び出してくるのだ!これが非常に危険!
明るく照らすことで、野生生物をいち早く察知、もしくは排除するのだ。
② ①を照らした状態で3時間以上の稼働
夜の河川敷を約1時間走行。充電頻度はせめて3日に1回程度にしたい。
③ ガーミンマウント
取り外しがラク。持ち運べば盗難の心配なし。
④ 吊り下げ可能
なるべくハンドル周りはシンプルにしたい。サイコンの下に吊り下げれば、見た目もスマート。
⑤ 重量
ロードバイク乗りたるもの、つねに装備重量を気にすべし。当然ライトも軽量であればあるほどよいが、バッテリー容量やライトの大きさが大きくなればなるほど重量増となる。最適なバランスポイントを見極める必要あり。
⑥ 防水
雨予報の日は、基本的に自転車に乗らないこととしているが、埼玉は秩父山地や北関東で生産された雨雲が流れ着く、ゲリラ豪雨多発地帯である。夕方から夜のゲリラ豪雨で、濡れ鼠になること数知れず。
⑦ USB TYPE-C充電
充電速度、充電コードの統一を考慮すれば一択
といったところは最低限必要なスペック。
そして、河川敷を含めたロードバイク通勤を1年以上続けて、さらに要求される水準があることに気が付いた。
⑧ 対向者(4輪・2輪・歩行者)に十分配慮した配光
まず思ったのは、夜、河川敷ですれ違うロードバイクに付いているライトのマブシイこと!とにかく前方を明るく照らすことしか考えていない、爆光バカなのだ。すれ違う瞬間には、こちらは目をつぶされ何も見えやしない。
自分は一応、対向者に配慮した配光をうたったライトを使用していたので、勝手に爆光バカのロードバイク乗りに憤りを感じていたのであった。
しかしある夜の帰り道、河川敷ですれ違ったランナーが、私のライトが放つ光に対しを手で遮っていたのである!これには愕然とした。私もまた爆光バカであった…。
また、街中やサイクリングロードでのすれ違い時はロービームを使用し、サイクリングロードを30Km以上で走るときにはハイビームにすることで①の野生生物の排除効果をスマートに高めることも出来るのである!
要求水準を満たすライトの選定
①から⑦を満たすライトは多数ある。
しかし、⑧対向者(4輪・2輪・歩行者)に十分配慮した配光となると限定される。これまで使用していたライトは、対向者に配慮した配光をうたうライトを使用していたが、それでも爆光バカになっていたのは上記のとおり。
まぁ、それらのライトを、対向者が来るたびにライトの角度を調整するという方法もあるが、それでは危険であるしスマートさの欠片もない。
そして、⑧を満たすためには、4輪や自動2輪と同様のハイビームとロービームの切り替えが必要であると判断した。また、その切り替えがリモコンで可能であればなお良し。
そんな条件で私が選んだのが TOWILD DLite1500 である
TOWILD DLite1500を開封
TOWILD製品はやたらとAMAZONタイムセールをしている。
しかし、タイムセールの値段やクーポンの値引きがタイミングによってバラツキがある。
こまめに値動きをチェックし、これまで見た中で最安値でポチった。
そしてほどなくして品物が到着。
【梱包品】
・ライト本体
・リモコン
・標準マウント
・吊り下げ用マウント
・充電(給電)用コード
・給電用アダプタ
・六角レンチ(上下マウントの変更用)
・取扱説明書
DLiteの要であるリモコン。ゴムバンドを使って、ハンドルに取り付ける、自転車によるくある簡素なつくり。
リモコンにはハイロー切り替え、光量切り替え、パッシング(押している間は最大光量2,000ルーメンを照射)の3箇所のスイッチがある。
スイッチにはそれぞれ膨らみがあり、直接スイッチを見なくても操作可能となっている。※たまに間違えてパッシングしてしまうことはある
TOWILD DLite1500のレビュー
要求水準の①~⑧を満たしていることが、TOWILD DLite1500を購入した理由となるが、その中でも特記事項を以下に記載したい。
① ハイビーム・ロービームでみんなが安全に走れる
ライト選定にあたっての最重要ポイント。ライトが縦に二眼で並んでいるのもカッコイイ。
夜のライド時、街中ではロービーム低輝度(200ルーメン)、サイクリングロードではハイビームの中輝度(800ルーメン)を常用。
サイクリングロードでは30Km/hで走っても、十分な照射距離と明るさがある。
ハイビームとロービームを撮り比べてみたが、カメラの暗部補正により、あまり違いが比較できず。
肉眼だと、ロービームとハイビームでは照射距離に大きな違いがある。
② スイッチでハイビーム・ロービームをスマートに変更
リモコンとライト本体をブルートゥースで接続することで、ハイビームとロービームを切り替え、光量変更ができる。
これなら、30㎞巡行時であっても、口笛を吹きながらビームの切り替えが可能。
③ 明るさ(中輝度800ルーメン)とランタイム(3時間20分)のバランスが素晴らしい
DLite1500より明るいライトも当然ある。何ならDLite1500の上位機種である、DLite1800はその名のとおり最大輝度1,800ルーメンともなる。
でも、そんな明るさは正直不要である。1,500ルーメンでも明るすぎるくらいだし、最大光量とした場合には、ランタイムはとても短くなる。
ハイビームの中輝度800ルーメンは、明るさとランタイム(公称3時間20分)のバランスが、非常に良い。
④ 許容可能な重量(179g)
ロードバイクは軽量であることが絶対正義である。ロードバイクへ取り付けるライトもまた然りなのではあるが、ライトにはバッテリーが必要であり、重量はその容量に大きく依存してしまうところ。
搭載しているバッテリー5,000mAhは、ロードバイクが許容する重量とランタイムのバランスが、これまた非常に良い。
⑤ 製品の信頼性と価格
これまで使用していたライトは、同じTOWILDのCL1200というもの。使用していて不具合も無く、アルミ筐体のライトは質感も悪くなかった。
メーカーであるTOWILDは、例によって中華企業ではあるが、ホームページ(Towild bike light (towildbikes.com))があり、これまで多くのライトを販売していることから、一定の評価を得ているものと認識している。
また価格も、スペックと比較すれば安価であり、アマゾンではタイムセールも頻繁に実施している。
ただ、TOWILDはYOUTUBERにライトを配りまくっているので、YOUTUBEにはTOWILD製のライトのレビューがゴロゴロある。それゆえ、各製品の紹介は、提灯記事感がハンパナイ。
それらの経費も、私のような一般ユーザーが負担していると思うと、なんだか腹がたつが、製品のパフォーマンスと価格のバランスが選択肢の中では最良なのだから致し方ない…
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