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百貨店が無くなる日

ほぼ毎日運動しなきゃならないんで、運動着の中古をThredupで購入した。この4点で45ドルかそこらだったと思う。安いよね。どれも新品同様のもので、正規の値段で買うのが馬鹿らしくなってきた。サイズが合わないからいらないってThredupに出す人もいるだろうし、掘り出し物は沢山ありそう。

今日、私も1箱作って、Thredupにサイズの合わなくなった服を出すつもり。Thredupに服を出すときのコツは、送ったものがショーウィンドウに並ぶのが3か月くらい先というのを考えながら、季節に合った服を送る事みたい。ショーウィンドウに並ぶ期間が長くって90日、早くって60日しかないから。売れ残りは寄付か返品で、私は返品送料を払うような高い服は出さないので、寄付オンリー。値段も自分で調節できる様になったみたい。これで3箱目なので、まだ良く分かってないのだけれども、こんな感じ。

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この↑レトロなベルトも、Thredupで購入した。メルカリ同様、結構利用価値ありだと思うけど。

先日、日本のニュースで言っていた、デパートの閉店が相次ぐ というのに私は驚いた。「お客様へのサービスが自慢の、日本の百貨店だけは生き残れるんじゃないか?」という私の予想は崩れた。

若い時に百貨店での販売の仕事をしていた事がキッカケで、アパレルの仕事に繋がった私。仕事通して様々のことを沢山学んだ。リタイア後、もし日本に住むなら、デパ地下のバイトができるぞ!と思っていたのに、当てが外れた。職場であるデパート自体が無くなっちゃうんだもの。そりゃあ無理だわ。

アメリカのデパートメントストアーも業績が悪く、街の顔である皆に愛された老舗のデパートもどんどん無くなっている状況。やはり、アマゾンなどのオンラインショップに飲まれる形になった。コロナがその時期を早めたって感じかしらね。大きな魚はいつも必ずいるので、アマゾンが何かに飲まれるのはいつだろう?笑

私の住む町でも、近所にある唯一のショッピングモールからデパートすべてが撤退し、もぬけの殻になっている。あの大きなビルディング、今後何に使うのだろう?勿体ない。

そういえば、近所にある、息子が卒業した大学の大学寮では、学生のシッピングアドレスが設置できなかったと思う。一つだけPOBoxが設置できる寮があったけど、その寮は、お金持ちのお子さん用の様なビルディングで、お家賃が高く、ロビーに受付があり、デスクに人がいてホテルさながらよ。笑 こんなところで格差かぁ。と思ったものだった。笑

息子の大学は、アラブのプリンスのような人たちもちらほらいる、工学部が有名な学校なのでそういう建物が必要だったのかもね。良く分からないけど。そうそう、ヒューストンに近いので、オイル会社の御曹司もいるだろうし。ペトロでは、やっぱり、このエリアは国内ナンバーワンだろうね。まあ、学生のころから、世の中には、格差 があるってことを理解していれば、社会に出て恥ずかしい思いをしなくって済むだろう。世の中、謙虚に生きてなんぼと私は思ったりする。

という事は、普通寮の彼らは、オンラインでも買い物できないということになる?なので、みんな大学の外に住む?。けど、モールもなくなっちゃったら買い物どうするのだろう?ヒューストンまで買い物に行く???そんな不便な大学寮なのに、大学寮が大好きな息子は3年間も寮住まいしてたので驚き。(変わり者)

デパートが無くなるという事は、オンラインショッピングの時代が確定したという事だと思う。よくよく考えれば、私もパンデミックなる前から、食料品以外はすべてオンラインで買っている。購入した商品を、玄関の前まで、あるいはメールボックスまで配達の人が持ってきてくれるのだもの、楽すぎて止められなくなる。私のように買い物の時間が勿体ないと思う人には楽園すぎるのだ。

けど、私が働いてた日本橋の老舗デパートなど、思い出のデパートが無くなってしまうのは、悲しいな。私は、建築物がすごく好きで、歴史感じる古いビルディング特有のディティールなんかもとっても好きで、職場に出るのがとっても楽しかった。大理石の床とか、もう、萌え~って感じ。笑 

階段を上るだけでも、白い大理石の踊り場や、大きなや窓から入る柔らかな光や、そういうのを味わいながら階段を上ると、それだけで気分が良くなったものだ。ああいった、美しい建築物をこよなく愛してる。デパートが無くなったら、ビルディングを人が住めるように改築して売ったらいいのに!とか、冗談抜きで思う。 

私の好きな働く環境は、そういった美しい建物の中が理想。だがしかし、その夢も今後かなえられそうにない。ざんねん。食品売り場ではなかったものの、デパート勤務の経験があるという事で、この年齢でも唯一雇ってくれそうなのが百貨店と思っていたし、自分自身のデパ地下の食料品売り場のおばちゃん姿を想像していたのだが、マジ、妄想で終わった。泣

私世代の人間はどんどん生き辛くなっていく。おお、JRの駅の時計が無くなるってよ!あれも、悲しい。横浜駅から、京浜東北線と、乗り継ぎの横浜線の時間を見るのは、反射的にあの大きな時計だったし、終電間に合うかな?ってときも、あの大きな時計が大活躍だった。今でも脳裏に焼き付いてる、あのデカ時計。終電に乗れるか乗れないか、電車のドアが開くとともに、スタートダッシュの終電レースが始まった時代が懐かしいな。皆一斉に階段駆け上るんだよね。笑

子供時代の夏を過ごした南千住にあった、祖母の家。近所の商店街。その商店街にあった、茶碗屋さん、傘屋さん、などの各専門店、祖母の家から一番近いパン屋さんの焼きそばパン、一番近い洋食屋さんのお子様ランチなどと一緒で、これからは、もうお目にかかることも、味わうこともできない。私の頭の中のメモリーに刻まれてる、味、においのみ。めっちゃ寂しいよね!

もう何年かで、還暦になるアラカンには、懐かしいものがどんどん無くなっていく事の寂しさや、悲しさを味わう時期が来たように思うわ。で、思うのだけど、コロナのような病気のパンデミックが、このスピードを速めることができるって事。疫病って時代をも変えてしまうほどパワフルだんだね

若い人にはあまり関係ないかもしれないけど、老い先短いものには、もう少しゆっくり前進して欲しかったと思うのよね。

さて、私が生きてる間に百貨店すべてが日本から消えてしまうのだろうか?なんだか、悲しくなってきたぞ!










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