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服の生産の透明性について

先日、会社で新たにやっていることの強みを考える機会があり、その一つが
「透明性」
かなと思ったので、その辺の整理をしてみたいと思います。

入社した13年前、事業としては中間業を長年やってきていて、仕入先や販売先をできるだけ知られないようにすることが大事、という雰囲気を感じました。

会社が、というよりも業界がそういう感じなのかなという印象だったことを覚えています。


でも年月が経つにつれ、わざわざ隠すほどの情報か?ということまで隠していて、結果それが様々な業務のボトルネックになっていることに気づきます。


確かに情報そのものが価値を生む時代があり、それで収益を得てきたものも事実でしょう。しかし、これだけインターネットが発達し、遠隔のコミュニケーションも容易になると情報そのものにはさほど価値がなくなってきていると思います。


特に中間業をしている立場で見ると、技術情報なんてほとんどなく、独自性のある情報がそもそも少ないです。だったらオープンにして、相手からの情報もオープンにしてもらいやすくした方が良いのではないかと考えるようになりました。


服を作るうえでの情報はざっくり3つ

1)取引先情報
2)費用情報
3)技術情報

このうち3)が自社独自、ましてや特許レベルならクローズするのも理解できますが、1)2)はオープンにしても問題ないケースが多いと感じます。


もちろん取引先に迷惑をかけない範囲で、ですが雑談レベルなら出していく方がメリットが多いと実感しています。


次回1)、次々回2)にフォーカスして書いてみようと思います。

1)は100年以上続けてきた問屋という業態をやめたことにも繋がる話です。

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